EU、イラン核施設への技術協力要請を却下するようIAEAに求める
欧州連合(EU)は20日、イラン政府が建設中の実験用重水炉への技術協力を要請している問題で、国際原子力機関(IAEA)に対し、イランの要請を却下するよう求めた。
IAEA理事会はこれまでイランに対し、アラクの実験用重水炉の建設を再考するよう繰り返し要求してきた。一方イランは計画の推進を表明しており、今回、安全性を確保するための技術協力をIAEAに申請した。
IAEAは通常、技術協力要請を受け入れるが、今回のイランのケースでは、イランがIAEAの査察を拒否したり、ウラン濃縮停止を求める国連の要求に従わなかった経緯があることから、西側の理事国はイランの要請を却下すべきだとの姿勢を示している。
EUを代表するフィンランドの大使はIAEA理事会で、「将来、相当量のプルトニウムを抽出し、核拡散のリスクを増大させるような計画に対する技術支援の提供は支持できない」と述べた。
イランへの技術支援については、米国やカナダ、オーストラリアも反対している。発展途上国は、イランの要請を拒否すれば原子力の平和利用への支援を却下するという前例を作るとして、警戒感を示している。
[ウィーン 20日 ロイター]
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