台湾、亡命した中国山西省行政幹部受け入れを表明

2006年12月01日 08時22分
 【大紀元日本12月1日】10月中旬に台湾政府に政治庇護を求めたが、拒否されたため、その後タイに渡り、国連の難民認定を待っていた中国山西省行政府幹部・賈甲氏(55)=山西省科学技術専門家協会事務局長=に、新しい転機が訪れた。台湾政府が受け入れを表明したため、同氏はすでに台湾に入国した。また、同氏の支援者は、引き続き欧米などの第三国に同氏の保護を求めている。

 賈甲氏はタイに滞在する期間中、国連の難民認定を待ち続けた。11月24日はタイで滞在する有効ビザの最終日。息子・賈闊氏は、父親はすでに台湾入りしたと明かし、台湾政府が同氏の政治避難を認めたことに感謝の意を表すると同時に、西側政府に対し、同氏の受け入れを引き続き要請していくと示した。

 また、息子の賈闊氏によると、父親は所属していた中国共産党の関連組織・少年先鋒隊からすでにその2日前に本名で離脱することを表明し、賈闊氏自身も1ヶ月前に同じ組織からの脱退を示したという。

 当初は賈甲氏の政治避難申請を拒否した台湾政府が、受け入れを表明したことについて、賈闊氏は、同政府の決断は非常に重大な意義があると述べ、「このことが中国国内の人民に強い刺激を与え、民主国家としての然るべき姿勢を国際社会にみせた」とコメントした。

 賈闊氏は、「中国では近いうちに歴史的な変革が訪れる。共産党組織から離脱する運動が益々激化し、中国での民主化の実現を推進している」と述べ、中国共産党の解体は民主化を実現する大前提であり、これは歴史から得た重要な経験に基づいている。中国において民主連邦共和国を実現すべきだ」と述べ、西側国家に対し、父親の賈甲氏の政治避難を引き受けるよう懇願した。

 以下は、賈甲氏の脱少年先鋒隊の声明文全文。

 私こと賈甲は、中国共産党の少年先鋒隊から離脱することを厳粛に声明する。

 幼い頃、私は天津市拉薩道小学校と第九十中学校に在学中、共産党の少年先鋒隊に入隊した。いま、私は、この組織から脱退すると厳粛に声明する。この行動を介し、中国国内の共産党幹部、党員、軍人、武装警察と公安情報部員などに対し、本名を使ってグループで中国共産党のすべての組織から離脱し、悪霊にとりつかれたような、共産党のコントロールから脱出することを決心し、共産党の国家犯罪の共犯と殺人道具にならないよう呼びかける。

 私は長年来、中国共産党(中共)幹部と各階級の高官と接触してきた。私自身も共産党の文化が染み込み、思想はすでに共産党のスタイルである。そのため、私は全身全霊で中国共産党の束縛を打ち破ることを決意した。中国の民衆に対しても、中国共産党のマインドコントロールから脱出し、身に染み込んだ共産党文化を取り除き、共産党との関係を断ち切り、共産党の罠に騙されずに、彼らの制御に従わず、中央政府を孤立させることで、当局に権力の放棄を迫り、邪悪を正し、歴史の舞台から身を引かせ、中国で民主化を実現させることを呼びかけたい。

 声明発表者賈甲

 (記者・呉英涛)

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