東京フォーラム「中国の民主化とアジア」開く

2006年12月24日 11時05分
 【大紀元日本12月24日】中国の民主主義を考える会(代表:牧野聖修・前衆議院議員)は12月10日、東京都千代田区のTKP秋葉原ホールで東京フォーラム「中国の民主化とアジア」を開き、費良勇氏(民主中国陣線主席)、薛偉氏(中国民主団結連盟主席)、台湾から世界の民主化を支援している蔡昌言氏(台湾民主基金会副執行長)など、中国民主化運動のリーダーのほか、チベットやモンゴル、ウイグルなど少数民族の研究家と活動家、北朝鮮脱北者支援活動家らを迎え、中国共産党による自由と民主の弾圧の歴史をさまざまな角度からとらえ、アジアの平和と安定には、中国の民主化は避けられないことを再確認した。多士済々な講演者と多彩な内容に聴衆は熱心に耳を傾けていた。

 冒頭、牧野代表はあいさつの中で、5月にドイツ・ベルリンで開かれた「中国とアジアの民主化を支持する国際大会」において世界的なフォーラムを作ることになった経緯を紹介、日本では、「中国民主の父」と言われる魏京生氏を10月に迎えた際に国会で勉強会を開き、今月には与野党議員が集まり東京フォーラムの立ち上げについて関係者らと協議し、この日を迎えたという。グローバリゼーションが進む中、アジアにおいても協力しあう必要があるが、それには中国の民主化は不可欠であるとした。

 続いて、費良勇氏が、基調講演を行い、中国国民は民主化を希望し、特に日本の支持を必要としていることを訴えた。中国は独裁政治の大本営とも言うべきものであり、中国が民主化されれば、北朝鮮、ベトナム、ラオスなどの世界40カ国近くの独裁政権は消えると述べ、日本と台湾は中国共産党の軍事的圧力を受けているため、中国が民主主義国となれば、この圧力はなくなり、この3者の軍事支出を削減することができると指摘した。

 また、代表は、中国の民主勢力がすべて反日であるように考える日本人がいるようだが、本当の民主化運動は人権を至上のものとするのであり、それは間違いであると否定した。中国の民主活動家らは、中国共産党(中共)政権下の教育により先入観にとらわれている部分があり、さらに、共産党はいつも日本の「軍事主義復活」を広く宣伝しているので、多くの中国人は日本に警戒心を持たせており、中国共産党の顔色をうかがうことを辞めるよう日本人に訴えた。

 最後に、中国の民主化支援において日本ができることとして5点挙げた。①高智晟、陳光誠、産正学、力虹を支援し、王炳璋、師涛、許万平、楊天水などの政治犯として捕らえられている人々に関心を持ち、法輪功学習者は中国で6年以上にわたる伝統の味を堪能した②中国からの留学生、経済人、観光客などには、長期的に、日本の民主制度を積極的に紹介してほしい③中共の歴史の改ざん(特に1930年代や40年代中頃の日本との戦争の歴史)を暴き出すこと④中共に反対する者たちを支援し、新聞やテレビ、ラジオ、ウェブサイトなどのメディアを活用し、独裁政権の犯罪を暴き出し、自由や民主に関する情報を宣伝し、民主制度などを紹介してほしい⑤中国の民主化運動家と中共が対話するように助力し、中国が民主的な社会に平和的に動く手伝いをしてほしい―と呼びかけた。

 この日は、内モンゴルやチベット、ウイグルなどの少数民族と中国の民主化について、それぞれ、現地人や日本の支援家、研究者などが講演を行った。文化大革命時の内モンゴルやチベットなどの弾圧の激しさやそれぞれの活動拠点などについて意見が交わされた。また、人権抑圧の兄弟国家である北朝鮮難民支援活動家が中国による脱北者の送還の実情について話した。

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