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12月18日、米ワシントン・タイムズ紙はサウジアラビア政府委託の治安関連報告を引用し、イランがイラクにシーア派の「国内国家」を形成させたと報道。写真は10月、バグダッドでイラク国旗を持つシーア派の女性(2006年 ロイター/Kareem Raheem)

イラン、イラクにシーア派「国内国家」形成―サウジ報告=米紙

 18日付米ワシントン・タイムズ紙は、サウジアラビア政府が委託した治安関連報告を引用する形で、イランがイラクのシーア派武装組織を兵站・資金の両面で支援し、イラクにシーア派による事実上の「国内国家」を形成させたと報じた。

 報告は、イラン軍がイラクのシーア派民兵に武器や訓練を提供しているほか、イラン政府はイラクの親イラン派政治家を積極的に支持していると指摘した。 

 調査の結果は3月にサウジ政府に提出されたが、公表されなかったという。

 ワシントン・タイムズ紙は、歴史的な関係を踏まえると「サウジアラビアにはイラクのスンニ派の福祉と安全の継続を確実に守る、特別な責任がある」としたうえで、サウジに対し、イラクの全面内戦という最悪のシナリオに対処する準備を整えるともに、米国に報告の内容を伝えるべきだと指摘した。

[ワシントン 18日 ロイター]

 (06/12/19 08:52)  





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