「氷点」誌の李大同・前編集長、中共の報道統制を明かす

2007/01/02 07:53
 【大紀元日本1月2日】パリに本部を置く国境なき記者団は昨年11月23日、17回目の各国で監禁されている新聞記者のための記念活動を行った。この活動を通じて、職業責任を果たすために監禁されている報道関係者に対する国際社会の関心を呼びかけている。国境なき記者団の統計報告によると、世界各地で計139人の新聞記者が現在監禁されており、その内の32人が中国共産党政権下に監禁されているという。

 国境なき記者団の統計では、中国共産党当局により監禁されている32人の新聞記者の中に、「詐欺罪」で3年の刑を言い渡されたニューヨーク・タイムズ紙の記者の趙岩氏、「国家機密漏洩罪」で10年の刑を処された師涛氏およびスパイ罪で懲役5年の実刑判決を受けたシンガポール・ストレート・タイムズ紙の記者・程翔氏が含まれている。

 これに対して、前「氷点」週刊誌の編集長・李大同氏は、中国で監禁されている新聞記者の人数が報道統制の実態を反映することができなく、当局は新聞記者を監禁する方式を使わなくても同様に報道を統制することができると指摘した。

 李氏は、中国で新聞記者には自由に取材したり報道したりする権利がなく、総編集長だけがコントロールされたら、報道の統制が簡単にできてしまうと指摘し、さらに、李氏は、中共当局管理下の総編集長は報道関係者の肩書きを持っているが、実際は、当局の代わりに報道検閲者の任務を担当しており、総編集長の日々の仕事としては、どんなことを報道すべきかを考えることではなく、どんなことを報道してはいけないかを決定することである。これこそが現在中国の報道機構の根本な問題であると指摘した。

 一方、中共当局は国家機密に関わるとして、拘置されていたストレート・タイムズ紙の記者・程翔氏に対して、家族および香港記者協会が提出した公開審理の要求にずっと応じなかった。香港記者協会の胡麗雲氏は、香港は1997年に中共へ返還されてから、報道関係者の環境が悪化し、多くのメディアは自己審査制度を取っていることから、大陸地区に対する批評報道は激減したと指摘した。胡氏は、香港のメディアはビジネスを優先して運営されており、中国大陸で自社の影響力を広げたいため、中共当局の言いなりに成り下がったと嘆いた。


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