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1月16日、国際通貨基金(IMF)のラト専務理事は「07年も世界の成長は引き続き堅調となり、(成長率は)5%に近づくことを予想している」と述べた。10日撮影。IMF提供(2007年 ロイター)

世界経済は07年も引き続き堅調の見通し=IMF専務理事

 国際通貨基金(IMF)のラト専務理事は16日、世界経済は第2次世界大戦以降で最も持続的な成長を遂げている時期の1つにあり、波乱リスクは軽減されているとの認識を示した。

 ラト専務理事は、会見で「強い成長が4年続いたが、2007年も世界の成長は引き続き堅調となり、(成長率は)5%に近づくことを予想している」と述べた。

 その上で「これは世界経済の非常に大きな拡大を意味しており、ブレトンウッズ体制後の時代ではおそらく最も長く持続している成長ということになるだろう」と語った。

 米経済については「住宅市場の軟化が続いていることを主因に減速しているが、今言えることは、エネルギー価格の下落が雇用の伸びや消費を支援し、軟着陸が一段と確実になったようだということだ」とした。

 また「米景気減速の他の経済への影響はこれまでのところ少なくとも最小限にとどまっており」、米住宅市場の低迷は終わりに向かっている可能性があると指摘。「米経済の減速の一方で、欧州では景気回復が拡大しており、日本の成長は以前のソフトパッチ(一時的な景気停滞局面)を過ぎて概ね順調だ」と述べた。

[ワシントン 16日 ロイター]

 (07/01/17 09:25)  





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