[11日 ロイター] – 米石油・ガス生産大手チェサピーク・エナジー<CHK.N>は11日、破産法の適用申請を選択肢の1つとして検討していることを確認した。
チェサピークは当局に提出した文書で、今年第4・四半期から財務上の規約を順守できなくなると表明。資本市場へのアクセスも閉ざされているとした。
新型コロナウイルス感染拡大による需要減退などを反映し原油価格が急落する中、チェサピークは苦境に陥っており、ロイターは4月、関係筋の話として同社が破産法適用申請に向け準備していると報じていた。
チェサピークの債務は約90億ドル。当局への報告によると、債務償還、および利子支払いは合計で10億ドル超。約2億5000万ドルのシニア債が年内に償還を迎える。
チェサピークの従業員数は昨年末時点で約2300人。当局への報告によると、人員削減も実施している。
株価は午前の取引で前営業日終値比4.5%安の14.03ドル。一時は13.92ドルまで下落した。
*内容を追加しました。
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