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イラクは危険な状態─米情報機関報告書=WP紙

 2日付のワシントン・ポスト紙は、米情報機関で構成する国家情報会議(NIC)がまとめた報告書「イラクに関する国家情報評価(NIE)」の内容を報じた。

 報告書は、イラクは危険な状況にあり、米政府の目標実現にとって、現時点ではアルカイダよりもイラク人同士の暴力行為が脅威になっていると指摘。

 イラクが内戦状態にあるかどうかについては結論を出していないが、イラク政府が国内の分裂を克服し、過激派の掃討や国家制度の構築を実現できるかは不透明としている。

 米政権がイラク国内の混乱をあおっていると非難するイランについては、言及はあるものの、大きく取り上げられてはいないという。

 報告書は90ページにわたり、米国がイラクへの2万1500人増派に向けて動き出したタイミングで報道された。

 2002年版のNIEは、イラクが化学・生物兵器を保有していると指摘。03年のイラク開戦後にこの情報が誤りだったことが判明している。02年版のNIEでは、矛盾する情報がある場合、小さな活字で脚注をつけていたが、今回は大きく目立つように表記されているという。

 ネグロポンテ国家情報長官は1日、ブッシュ大統領に報告書の内容を説明。報告書は2日に議会に提出される。機密部分を除いた報告書も2日に公表される。

 [ワシントン 2日 ロイター]

 (07/02/03 16:20)  





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