中国、政府役人の海外メーカーの携帯電話使用を禁止

2014/09/24
更新: 2014/09/24

【大紀元日本9月24日】中国は安全を理由に各階級の官吏にアップルやサムスンなど海外メーカーの携帯電話の使用を禁止し、国内メーカーの携帯電話を使用させる可能性がある。ラジオ・フランス・インターナショナル(RFI)が21日に報じた。

近年中国は腐敗一掃やスパイなどを考慮し、魏建国・前商務部副部長は先日北京で、国家の安全とネットの安全の為、上海では全ての官吏は国産メーカーのケータイ電話を使用しなければならない、アップル社のiPhone、韓国のサムスン社のケータイ電話は絶対に使用してならないと公表した。この情報は市場やネット上で注目を集めている。

中国の官吏は非常に中国メーカーのケータイ電話を支持している。中国の指導者は外交で海外を訪れる際、お土産はシルク、景泰藍、磁器ではなく、中国メーカーのケータイ電話を贈る。

習近平国家主席は今月中旬、スリランカやインドなど4カ国を訪れた。しかし、今までと違う点は習主席からの贈り物は中国メーカー中興通訊のスマートフォンGrand SIIである。

現在、中国政府は正式にこの情報を公表していない。しかし、中国の官吏の間では中国メーカーのケータイ電話を使う事は暗黙の了解になっている。2013年に彭麗媛氏と習主席が共にアメリカを訪れた際、手にはiPhoneを持っていた。しかし、今年になって中国メーカーのケータイ電話に変えた。

(翻訳編集:鈴木真弓)
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