IPCC:地球温暖化持続すれば、動植物が消え天災が増えると警告

2007年04月08日 09時15分
 【大紀元日本4月8日】国連気候変動に関する政府間パネル(Intergovernmental Panel on Climate Change、以下IPCC)はこのほど、調査報告を発表し、地球温暖化は自然生態体系に対して極めて危険をもたらしているとし、温暖化が持続すれば、多くの動植物が地球上から消えてしまい、天災が増えると警告した。

 190カ国の科学者、政府代表、企業および環境保護団体代表らは、ブリュッセルで開かれたIPCC会議に4月2日から参加し、気候変動報告内容について討論・合意し、6日に報告書を各国政府および政策決定機関へ提出する。

 参加者によると、中国、米国、サウジアラビアおよびロシアの代表らが自国の経済発展のために、今回の会議で協議された内容の一部に対して反対意見を示したという。

 世界的影響力のある各分野の気象科学者たちが起草した今回の報告書の中で、気候変動はすでに人類、水源および生態体系に対して重大な影響を与え、その影響は気温上昇に連れて深刻になると指摘した。

 報告書では、未来の気候は多くの地域に対して、さらなる旱魃と水害をもたらし、多くの痩せている地域とやや痩せている地域の水源減少をもたらし、各種生物は絶滅の危機に瀕し、多くの熱帯地域の農作物耕地を減少させ、凶作が増加すると警告した。

 報告によると、地球温暖化は現在の標準温度より2度が増えれば、生態における多様性喪失状況を深刻化になり、世界的規模において、農業生産力が降下し、氷河が溶け、海水面は4~6メートルの上昇をもたらすことも警告した。

 IPCCのパイルイ副会長は会議後の記者会見で、地球温暖化は北極圏地域、多くの離島、アジアのデルタ地域等への影響がもっとも大きいであるとし、貧困国家も比較的に大きい影響を受けるとコメントした。

 パイルイ副会長は、気候温暖化における温度が1・5℃~2・5℃を上昇すれば、地球上の20~30%の動植物群は消失する可能性が高いと指摘した。

 「衝撃、適応および衰弱」を題にした今回の報告書はIPCCが今年に発表する4つの気候変動報告書の2番目の報告である。今回の報告書は正式に発表する前に、専門家たちの再検査を受けなければならない。

 IPCCは今年2月にパリで開かれた会議で出した結論では、人間の活動が20世紀中垣xun_ネ降、平均気温上昇の主な原因であることをすでに指摘している。IPCCは二酸化炭素の排出量が継続的に増加すれば、人類居住環境および野生動物が深刻な局面に直面し、一部のコンピュータによるシミュレーションでは、深刻な天災に見舞われることもあり得ると警告した。

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