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4月16日、トヨタ自動車の稲葉副社長は、2008年の中国販売について最低でも07年計画比で16.2%増を目指したいと表明。写真は2005年、フランクフルトの国際自動車ショーで撮影(2007年 ロイター/Alex Grimm)

08年中国販売、最低でも07年計画比+16.2%に=トヨタ

 トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース , レポート)の稲葉良み(*注)副社長は16日、2008年の中国販売について最低でも07年計画比で16.2%増となる50万台を目指したいとの考えを示した。ロイターの取材に答えた。

 07年中に小型車「カローラ」の全面改良車、08年に小型車「ヤリス(日本名ヴィッツ)」の現地生産が始まるため、08年はさらに13万台程度の上乗せが可能。しかし、同じく08年初にかけてホンダ(7267.T: 株価, ニュース , レポート)が主力の中型セダン「アコード」の全面改良車を投入するとみられるため、同クラスのセダン「カムリ」の販売に影響が及ぶ可能性を考慮して慎重な見方を示した。

 昨年5月に現地生産を始めたカムリは、トヨタの中国販売をけん引している。当初、06年内に5万台を生産する計画だったが、予想以上に人気が高まったため6万台に引き上げた。トヨタは07年、カムリの生産を15万台に拡大するなどして全体の販売台数を前年比43%増の43万台と計画している。ただし、カムリを投入した06年5月以降、競合するホンダのアコードが一時、販売台数を落とした経緯があるため、稲葉副社長は「同様の事態を想定する必要がある。60万台はきついだろうが、最低でも50万台は目指したい」と述べた。

 同社は2010年に中国でシェア10%を獲得する計画で、目標値は変更しなかったが「依然、厳しい状況」(稲葉副社長)との認識を示した。06年の市場規模は720万台で、07年には8%増の780万台になると見られているが、このうち4割近くが地場企業の販売する低価格車が優位な商用車市場で、トヨタは参入していないためだ。



 市場に占める乗用車の割合は徐々に拡大しており、2010年には7割程度に達すると考えた場合、全体市場で10%のシェアを達成するには乗用車市場だけで14%程度のシェアを奪う必要がある。稲葉副社長は、商用車市場への関心は示したが「安全や環境などの規制が強化され、地場メーカーのコストが上昇しないと参入の余地はない」と述べた。

 <広州第2工場はカムリ次第>

 一方、公表済みの工場建設計画を積み上げただけでは、目標値の約100万台に30万台程度、生産能力が足りない計算になる。トヨタの中国での生産能力は、足元で44万3000台で、計画されている天津第2工場での能力増強や第3工場の新設後で69万3000台となる。稲葉副社長は、広州第2工場の建設を視野に入れているが「カムリの販売動向次第だ。年15万台は見えてきたが、20万台にいくかどうかを見極める必要がある」と述べ、現段階で具体的な計画については言及しなかった。

 *注=「み」は「目」偏に「見」

[名古屋 16日 ロイター]

 (07/04/16 18:42)  





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