米ロサンゼルス近郊で山火事が拡大、住民20万人が避難

2017/12/08
更新: 2017/12/08

[ファリア・ビーチ(米カリフォルニア州) 7日 ロイター] – 米カリフォルニア州ロサンゼルス近郊で発生した山火事は、4日目の7日も勢いが収まらず、避難した住民は約20万人に上っている。すでに住宅数百棟が焼失したほか、ロサンゼルス地域では多数の学校が休校となった。

山火事はロサンゼルスから太平洋沿岸を通り北部のサンタバーバラ郡にわたる地域の4カ所で発生。西海岸では「サンタアナ・ウィンド」と呼ばれるハリケーン並みの強風が吹くことがあり、当局はさらなる被害拡大を警戒している。

国立気象局によると、最大風速が33メートルにも達するこの風は7日も観測され、州消防当局は強風と空気の乾燥した状況が10日まで続くとみている。

ロサンゼルス消防局によると、これまでのところ死者は報告されていないが、消防士3人が負傷した。

このほか、州南部のサンディエゴ北部でも火事が発生している。

Reuters
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