印刷版   


仏大統領候補のサルコジ氏とロワイヤル氏がTV討論

 5月6日のフランス大統領選挙決選投票を前に、右派与党・国民運動連合のサルコジ前内相と左派野党・社会党のロワイヤル元家庭担当相が2日、テレビ討論を行ない、激しい舌戦を繰り広げた。ロワイヤル氏は、サルコジ氏のこれまでの仕事ぶりなどを攻撃したほか、サルコジ氏は政治的に不道徳だ、などとして非難した。

 一方のサルコジ氏は、ロワイヤル氏が大統領としての重圧に耐えられるか疑問だ、などと応じた。アナリストらは、どちらの候補も相手に決定的な打撃を与えることはできなかったようだ、と指摘している。

 ロワイヤル氏は、サルコジ氏が内相、経済財務産業相を務めた現政権について、失業対策や債務削減、犯罪撲滅に失敗した、と批判。「あたなたは、フランスが現在抱える問題に一部責任がある」などと述べた。

 テレビ討論は2時間40分にわたって行われた。討論のテーマは、経済、治安、原子力エネルギー、教育、年金、移民問題など多岐にわたった。

 ロワイヤル氏の攻撃的な発言に対して、普段は強硬な姿勢で知られるサルコジ氏は「あなたがすぐに怒り、抑制を失うことが示された。大統領とは非常に重い責任を負う職だ」となど述べ、冷静に対応していた。

 2日夜発表された世論調査では、サルコジ氏の支持率は53.5%、ロワイヤル氏は46.5%。回答者の86%は、投票日まで支持候補を変えない、と答えた。

 [パリ 3日 ロイター]

 (07/05/04 11:44)  





■関連文章
  • 仏大統領選、サルコジ氏がロワイヤル氏への優位維持(07/05/01)
  • 仏大統領選:両候補、中国の人権問題改善を公約(07/04/29)
  • 仏大統領候補ら、北京五輪ボイコットを促す=パリ(07/03/27)
  • 仏社会党大統領候補訪中、中国の人権蹂躙を非難(07/01/09)
  • フランス大統領選、社会党史上初女性候補=ロワイヤル氏(06/11/21)
  • パリ郊外で暴動拡大、放火事件多発(05/11/03)