欧州委員会のマンデルソン委員(通商担当)は、世界貿易機関(WTO)新多角的貿易交渉(ドーハラウンド)について、大きな隔たりが依然あり交渉の進展を阻んでいるとし、欧州連合(EU)の目的に合致しない合意内容は支持しない意向を示した。
欧州議会で同委員は、最新の目標期限である年末までに交渉が妥結する可能性は残されているが、「農業分野、および農業と工業・サービス間の差はまだ大きい」と述べた。
EU、米国、インド、ブラジルの代表は前週、世界の自由貿易協定のためのドーハラウンドを進める目的で2日間の会合を開いていた。四者による次の会合は6月半ばに予定されている。
主要争点は農業分野でEU当局者は、ブラジルなどの開発途上大国がEUの製造・サービス業者に新たな機会をもたらすような関税引き下げや譲歩を提示しない可能性を懸念している。
同委員は「基本原則を主張してゆく。鍵を握るすべての加盟国と地域は(関税)引き下げと(国内補助金の)実質的削減を実施すべきだ」と主張し、両者は密接不可分との考えを示した。
[ストラスブール(フランス) 22日 ロイター]
(07/05/23 09:20)
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