神韻芸術団ダンサー、舞踊の芸は心を磨く事

2007年05月15日 21時34分
 【大紀元日本5月15日】神韻芸術団の任鳳舞(ミシェール・レン)さんは、踊りを始めてすでに十数年のベテランダンサー。今年3月、大宮で開かれた全世界華人新年祝賀祭では、リード・ダンサーを務め、優雅で時にダイナミックな中国の伝統舞踊で多くの観客を魅了した。任さんは、人生経験を積むにつれて、踊りは単なる技の向上に留まらず、自分の心を磨くことによって人々を啓発させることができると語る。以下は任さんの単独インタビューの内容である。

 任さんが踊りを始めたばかりの頃は技の練習に明け暮れ、公演内容の良し悪しはダンサーの技術によって決まると思っていたという。しかし、徐々に、優秀なダンサーが観客に与えるものは技術的なものだけではなく、ダンサー自身が持っている内面的なものもあることに気づいた。それ故、同様な動作でもダンサーによって、観客に与えるものも異なるという。任さんは、中国舞踊が特にこのような特質を有していると語った。

 例えば、仏教信仰にある「菩薩」の神聖かつ純粋なイメージを、ダンサーはどうやって踊りで表現できるのか。任さんは、先ず菩薩という役柄の内面世界を体得し、理解することが必要であるという。絶えず学び、心を磨き、自分の考え方がより正しい方向へ向かっている時、自ずと見えない力が自分を支えてくれていることを感じ、そのときは、観客にも同様な感動を与える事ができるという。

 中国5千年の歴史は、幾多の時代の変遷を経て、様々な道理・道徳観念を生み出した。これら中華文化の深い内容をアレンジし、踊りで表現すれば、観客が受益できるだけでなく、ダンサー自身も感動を体得できると任さんは言う。

 今年1月から始まった華人新年祝賀祭世界ツアーでは、それぞれの公演に相当な体力を使ったという。時には、1日2回の公演をこなし、翌日の公演のために夜行列車で次の都市へ移動しなければならない。そのような状況が、長期にわたり継続するため、プロのダンサーにとっても、非常に大きな試練であり、体が負担に耐えられない可能性が極めて高かったという。しかし、時に踊りが激しくダイナミックな中国舞踊も、任さんが踊るとなんとも言えず軽快になり、どの演目においても、喘ぎや疲れなどは一切見せない。

 任さんは「自分も時々、これは奇跡だと思うことがあります。以前の自分では、とてもできなかったでしょう。しかし、今は自分ができているし、よくこなしています。これは、恐らく、私たちが人類の正統文化を創造し、回復するために、非常に有意義なことを行っているからだと思います」と語った。

(記者・陳怡)


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