英国救済団体:今後40年間、世界で10億人が難民移動

2007年05月17日 09時23分
 【大紀元日本5月17日】英国に本部を置く救済団体クリスチャン・エイド・ミッション(Christian Aid Mission)は5月13日の報告で、今後40年間で、軍事衝突および地球温暖化による天災で、世界で少なくとも10億人が居住地を離れ、落ち着く場所がなくなると警告した。

 報告によると、世界各国は現在、歴史上最大規模の難民移動に直面しており、第2次世界大戦中の難民移動規模をはるかに超え、中でも貧困に苦しむ国家がもっとも深刻な状況に陥るという。

 報告によると、1945年5月までに、ヨーロッパ各地では約6600万人が居住地を離れ、落ち着く場所がなくなった。一方、中国においても数百万人が「史上最大規模の移動」があったという。

 今日、全世界で約1億6300万人が、軍事衝突や旱魃、洪水、ダム、森林伐採、穀物栽培などの経済発展計画による大移動に巻き込まれたと推測される。

 『人波:大移動の真の危機』の著者・デビソン氏は「余儀なく移動させられるのは、開発途上国の貧困人口が直面する最も緊迫した脅威であると確信する」と語った。

 報告は、推測された数字はすでに驚愕的なものであるが、将来の気候変動によって状況はなお一層厳しくなると警告し、現在から2050年の間に、約10億人が家を離れ、落ち着く場所がなくなると強調した。また、10億人のうち、6億4500万人は土地開発計画のために、移動せざるを得ないとし、2億5千万人は、地球温暖化による洪水、旱魃と凶作のために家を離れるという。

 報告は、200万人の難民移動をさせたスーダンのダルフール地区の軍事衝突は、政治が原因である上、減少しつつ水源および動物を飼育する土地を競い合っていることも原因であると指摘した。
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