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さらなる利上げの可能性、除外しない=人民銀行総裁

 中国人民銀行(中央銀行)の周小川総裁は23日、より引き締め型の金融政策を講じているにもかかわらず、中国のインフレ率は上昇する可能性があると指摘したうえで、政策金利引き上げの可能性は除外できない、との考えを示した。

 さらに、中国株式市場の上昇基調について、明らかにバブルの状態であると認められなかったとしても、人民銀行は注意深く監視を続けていくとし、投資家に対して注意を促した。

 中国では食品価格、特に豚肉の価格が高騰しており、インフレへの懸念が強まっている。5月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.4%の上昇と、2年3カ月ぶりの高水準となった。これを受け、市場では一段の金融引き締め策が講じられるとの観測が広がっている。

 総裁は当地で開催されたBIS年次総会の会場でロイターに対し「われわれは金利を調整したが、(インフレ率は)さらに小幅上昇する可能性がある」と述べた。

 また、一段の利上げについて聞かれ「可能性は除外しない」と答えた。

 一方で、インフレについて懸念しているが、「依然として(インフレは)制御されている」との認識を示した。また、中国経済の急激な成長率は第2・四半期にやや減速する可能性がある、との見通しを示した。

[バーゼル(スイス) 23日 ロイター]

 (07/06/25 09:35)