米軍とイラク軍、イラク内の基地からの民間人避難計画を否定

2019/06/24
更新: 2019/06/24

[ティクルート(イラク) 22日 ロイター] – イラク軍と米軍の報道官は22日、イラク国内のバラド基地で受託業者として勤務するロッキード・マーティン<LMT.N>とサリーポート・グローバルのスタッフを基地から避難させる計画を否定した。

複数の軍関係筋は21日、匿名を条件にロイターに対し、2社のスタッフ約400人がバラド基地からの避難を準備していると明らかにしていた。「治安上の脅威の可能性」が理由としたが、脅威の詳細には言及していなかった。[nL4N23S4IH]

イラクの首都バグダッドの北80キロにあるバラド基地は先週、迫撃砲3発による攻撃を受けていた。同基地には米軍部隊も駐留する。

別の軍関係筋などによると、米軍とイラク軍の関係者が2社に対し、バラド基地周辺の安全対策の強化を保証したため、22日朝に避難計画は中止されたもよう。

イラク軍と米軍の報道官は、避難計画自体を否定した。

ポンペオ米国務長官は「米国はバラド空軍基地からスタッフを避難させていない」とする声明を出した。

イラク軍報道官は、イラクは自国の兵士と米国人スタッフの安全を守ると述べた。

Reuters
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