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米国人は30年前に比べ幸福を感じていない=伊調査

 イタリアの研究チームが行った調査では、米国人は30年前に比べて幸福を感じていないことが明らかになった。労働時間が長くなったことや、友人や近隣住民との関係の希薄化などが原因だという。

 研究チームは、イタリアのシエナ大学で行われた学会で幸福感が高まる主な要素として「所得の増加」と「より良い社会的関係」を挙げ、これらをドルの価値に換算したと発表。

 それによると、友人がおらず、近所付き合いのない人は、友人や近所付き合いのある人と同等の幸福感を得るために、年間32万ドル(約4000万円)も余計に稼がなくてはならないという。

 また研究では、米国の平均給与が過去30年で上昇したものの、人間関係の質の低下により、結果的に幸福度も低くなったとの報告が行われた。

 一方、対象となるデータは少ないとした上で、欧州では幸福感にさほど大きな変化はみられないと指摘。「欧州に比べ、米国社会では過去30年間に競争圧力が大幅に増したことも重要な要素。米国では中流階級から貧困層への転落が欧州よりも簡単に起きる。これが不安感を醸成している」と指摘した。

[ローマ 15日 ロイター]

 (07/06/17 18:18)  





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