時代と民族を超える輪廻の旅(4)

2007年06月22日 08時00分
 【大紀元日本6月22日】催眠回帰の方法が、学者たちの間で正式に輪廻研究に広範に用いられるようになったのは、1967年にデニス・ケルシー(DENYS KELSEY)とジョアン・グラント(JOANN GRANT)が共同で、『たくさんの前世(MANY LIFETIMES)』を著してからだ。著名な臨床医であったデニスは、英国ロイヤル・メディカル・アカデミーの会員で、彼は超能力をもつ妻子と協調し、催眠回帰の方法を用いて輪廻転生を研究する基礎を築き上げた。

 後の「過去世療法(PAST-LIFE THERAPY)」は、催眠回帰の中で輪廻に及ぶ方法と、催眠術を用いず、輪廻の概念によって治療する方法とが含まれる。

 催眠術を採用した研究者として、ヘレン・ウォムバック博士もまた功績のあった一人だ。彼女は、ただ一人だけを催眠にかけるのではなく、数十人を同時に催眠状態にした。そのようにして蓄積した膨大な資料の中から法則を纏め上げ、転生の概念に関係する証拠を提出した。彼女の著書『過去世の回帰、催眠下での証拠』では、異人種間での転生現象が明らかにされている。

 一方、モーリス・ネザートン博士は、著書『過去世療法』の中で、催眠術によらない研究方法を紹介している。彼は、多くの人の疾病は前世に関係していると考えており、治療中に当たって、病人がたびたび口にするキーワードを意識して使った。病人の多くは、前世の因縁を回想することにより、今世の疾病を緩和することができるという。

 このほか、エディス・フィオーレ(EDITH FLORE)博士は、自らの臨床例の中から転生に関係する「憑依」の事例を細かく分析し、「憑依」に対する妥当な治療方法をまとめた。ロゴ氏(D.SCOTT ROGO)は、1985年以前の西洋の輪廻転生研究に対して総合的な概括を行い、厳粛かつ客観的な見方で細緻な観察を行い、研究者とその反対者との論争の本質を指摘した。ジョエル・ウィットン(Joel Whitton)博士は、比較的早期から、中陰期(死亡後から転生前までの期間)の生命現象に着目し、あわせて、学習せずに自然に話せるようになる外国語の能力についても研究を行った。その他、ロジャー (ROGER J.WOOLGER) 博士は、ユング心理学に対する深い造詣に基づき、転生研究に対して、理論と実践を兼ね備えた思考方法を確立した。

 もしいつの日か、科学者たちが人体にはまだ別空間の存在形式があることを発見したならば、それは科学、医学、人類の倫理にとってかなりの衝撃になるだろう。そして、その時になれば、転生の謎は解明されるのかもしれない。
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