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敦煌莫高窟遺跡(大紀元=李マ)

東方芸術の宝庫:敦煌莫高窟

文・張羽良

 【大紀元日本7月29日】莫高窟は千佛洞とも称され、甘粛にある敦煌石窟の代表で、中国佛教の有名な3大石窟の一つである。漢、鮮卑、吐蕃、黨項などの民族が仏を信仰した史蹟が残されており、世界文化遺産としてその名が知られている。

 莫高窟は前秦の建元2年(366年)に楽●(人偏に尊)という僧が三危山という山に登り、対面の崖を見たところ、金色に輝きまるで千仏がいるようであったところから、この崖に一窟を穿ち、座禅をしたところから始まり、以後1000年に渡って掘り続けられた。現存する洞窟は492ヶ所であり、鳴沙山東麓の断崖の上に南北に1600m、上下に5層にわたって掘られ、最も高いものは地上50mの高さにある。洞窟で最も大きなものは高さ40m幅30mあり、最も小さいものは一尺にも満たない。

 洞窟の中には、有彩の像が2415体、飛天像が4000体ある。塑像はすべて泥で作られ、彩色されている。仏像を中心に両側には、弟子、菩薩、天王、力士が立ち並ぶ。少ないもので3体、多いものは11体、最も大きいものが33m、最も小さいものはわずか10センチである。多くは美しい色彩で人物の性格が表現されており、その様子はとても珍しく貴重である。

 清の光緒年間(1900年)に、王圓●(竹かんむりに録)という道士が、第16窟の北壁に高さ1・8m、幅90cmの藏経洞があるのを偶然発見した。その中には無数の佛、儒、道家の各経巻、詩詞歌賦と地誌戸籍書などや、刺繍画、法器などの重要文物が約5万点余りあった。残念なことに、大部分の敦煌経典文物は売られてしまい、一部は現在、英、仏、露、日などの図書館に収蔵されている。

 北宋時代の1035年、西夏人が敦煌を攻めてきた際、僧侶たちは持って行けない経巻、文書、刺繍画、法器などを白い布で包んで洞の中に隠し、その洞の入口を泥壁で塞ぎ、その上に壁画を描いた。これが1900年に発見された藏経洞である。

 敦煌石窟芸術の中で最も数が多く、内容が豊富なのは壁画で、4万5千平方メートルの広さに及ぶ。高さ2mに並べなおしたら、長さ25kmにも達する画廊ができあがるほどの広さで、世界最大の仏教芸術の宝庫であり、東方芸術の明珠と呼ばれている。

 壁画は「尊像画」に分類され、各種の佛、菩薩、天王、ならびにその説法像等が含まれる。 「佛教故事画」は連続絵物語、「経変画」は経典の全体の内容を総合的に表現したもので、想像上の極楽世界を表している。「仏教史跡画」はインド、中央アジア、中国における佛教人物故事を表している。「供養人画像」は開窟した人たちの肖像史である。

 これ以外にも4千余りの飛天が描かれており、敦煌壁画の貴重な宝である。

 敦煌石窟の壁画の内容は、いろいろな世界一の記録でもある。例えば、世界最古の書籍や最も早期の紙、活字、新聞、銃、馬具、星図、連続絵物語、楽譜、棋譜、句読符号、栗特語文書、硬筆書法および最も早期の舞台演出図などが描かれている。
(大紀元=李マ)
(大紀元=李マ)
(大紀元=李マ)


(07/07/29 18:22)



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