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6北極の夜空に発光する雲=6月15日(Veres Viktor of Budapest, Hungary taken on June 15, 2007)

北極の夜空に発光する雲=NASA

 【大紀元日本7月3日】NASA(アメリカ航空宇宙局)ネットでこのほど、今夏初めて表れた北極の夜空に発光する神秘的な雲層の衛星写真が公表された。この神秘的な雲層は「夜間発光」といわれ、生成のメカニズムはわかっていない。

 NASAによると、この神秘的な雲層はAIM(Aeronomy of Ice in the Mesospher 、中間大気層高空氷探測)衛星によって撮影されたもので、夜間発光雲が最初に現れたのは5月25日。北緯70度以上で観察され、北欧の人々は6月6日以後は地上からも見られた。

 この神秘的な雲は地上より50マイルも離れた、地球大気の中間層に位置する。撮影した衛星の画像によると、雲層は移動しながら発光し、徐徐に北極地区から離れていた。

 南極と北極の夏は、雲層の活動がより激しくなり、AIM衛星は南極と北極の雲の季節を完全観測し、はじめて夜光雲の生成、運動と消え去りの過程を記録した。

 
6月11日にNASAの衛星が捉えた夜間発光する雲(NASA: Cloud Imaging and Particle Size Experiment data processing team at the University of Colorado Laboratory for Atmospheric and Space Physics )

プリンストン大学の大気研究者ジェームス・ラセール氏は「我々はこの雲が、なぜ発生したか、何を表しているのかは分からない」とコメントしている。観測の結果は大気が世界規模で変化していることを意味しており、地球環境変化の早期警告であるという。

 ラーセル氏は、衛星観測資料を分析し、夜光雲の発生のメカニズムを解明し、地球の温暖化に関わりがあるのかを究明する考えだ。

 (07/07/03 08:37)