国境なき記者団:パリで記者会見、北京五輪ボイコット活動開始

2007年08月10日 08時54分
 【大紀元日本8月10日】8月7日午後、「国境なき記者団」はパリ市政府付近セーヌ川に架かるアルコル橋(Pont d’Arcike)で記者会見を開き、北京から帰国したばかりの秘書長ロバート・メナード氏は「6年前に中国当局がオリンピック主催権を取得したときに約束したことは、6年が経っても何の変革がなく、依然として政治自由、宗教信仰自由、労働組合を作る自由がなく、100人以上の記者およびインターネット異議人士を含む千人以上が投獄されている現状だ」とし、中共は国際社会を騙したと指摘した。メナード氏は8月9日にアテネで人権聖火リレー活動が開始することを知り、活動の意向を同調し、同様な活動は多く行うべきだとの見解を示した。

 
「国境なき記者団」秘書長ロバート・メナード氏を取材するメディア関係者たち(大紀元・張子純)

メナード氏は記者たちに対して、8月6日にオリンピック委員会北京総本部前で記者会見を開いたことおよびデモ活動の状況を報告した。

 同氏は「夜中の2時ころに、我々が宿泊した北京市のホテルに十数人の警察が現れ、実際は警察の人数はこれよりももっと多く、我々の活動についての説明を求めた。警察はさらに、我々の身元証明書、書類、Tシャツ、ポスターおよびチラシを捜査し、メディアとの連絡方法、連絡した記者たちの氏名について明かすように求められた。勿論、我々は一切答えなかった。我々が2度と抗議するために、中国に来ないことを保証する書類に署名を強いられた。我々は勿論、その書類にも署名はしなかった。結局、3時間にわたって揉めた末、警察らは我々をホテルから追い出し、空港へ強制的に連行した。」と経過を語った。

 また、「我々は幾千万人も監禁されている状況下、まったくの政治自由、労働組合を作る自由、信仰自由のない状況の下に、大会のスタジオでオリンピック精神、オリンピック規約に定められている人の尊厳を祝うことはできない。人の尊厳とは他人を尊重することである。我々は中国人を非難してない、我々は北京五輪を反対していない、我々は非難するのが中国の刑務所であり、中国に自由がないことを非難し反対しているのだ」と主張した。

 さらに、同氏は、北京五輪開催するまで後1年があるとし、全世界の各国政府、国際オリンピック委員会、五輪開催の共催者、スポーツ選手たちに対して、中国の人権改善を促すために、この機会を利用し、中国政府に圧力をかけるよう呼びかけた。メナード氏はさらに、同団体はこれから先の1年において、世界各界に対して絶えずに呼びかけと、人権情勢を改善する活動へ展開し、決して、五輪を世界最大の刑務所(人権迫害国)で開催されることは許さないと強調した。

 *人権聖火リレー、素晴らしい提案

 メナード氏は人権聖火リレーについて、「オリンピック聖火はオリンピック精神を象徴するもので、オリンピック精神は自由と尊厳を指す。他人を尊重することだ。人権を守る人士、自由のために奮闘するすべての人士が真のオリンピック精神の代表だ。人権聖火は非常に素晴らしい提案だ」と語った。

 手錠で繋がった五つの輪にデザインされたマークは、100平方メートルの横断幕にプリントされ、アルコル橋に掛けたほかに、団体関係者たちは自転車に展示用看板を立てて、パリの主要道路を走り宣伝する活動を行っている。

 
(大紀元・王泓)


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