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情報BOX:各国中銀による市場への資金供給

 各国中銀が実施した市場への資金供給の動きは以下の通り。

 ◎米連邦準備理事会(FRB)

 10日に3回の公開市場操作で380億ドルを供給。1日の資金供給としては2001年9月19日以来の大量供給。フェデラルファンド(FF)金利はFRBの誘導目標である5.25%に低下。

 ◎欧州中央銀行(ECB)

 9日に1日としては過去最大の948億ユーロ(1306億ドル)の資金供給を実施。10日は期間3日のオペで610億5000万ユーロ(836億1000万ドル)を供給したうえで、引き続き市場の状況を注意深く監視するとの見解発表。

 合計の資金供給額は2001年9月11日の米同時テロ事件後の供給を大幅に上回る。当時は9月12日に693億ユーロ、翌日に405億ユーロが供給された。

 ◎カナダ中央銀行

 9日に16億4000万カナダドル(15億5000万米ドル)を供給。各国中銀と連絡をとっており、必要なら追加供給の用意があると表明。10日は16億8500万カナダドルを供給。

 ◎日本銀行

 翌日物金利の小幅上昇を受け1兆円(84億5000万ドル)を供給。市場では、規模は予想を上回ったが大きな驚きはない、との声。

 ◎オーストラリア準備銀行

 10日の定例市場操作で通常の2倍以上となる49億5000万豪ドルを供給。

 ◎スイス国立銀行

 10日に2日連続で市場取引を下回る2.6%で資金供給実施。トレーダーの推測では、9日は20億─30億スイスフラン(16億8000万─25億1000万ドル)が供給されたもよう。

 ◎マレーシア、インドネシア、フィリピンの中央銀行

 トレーダーによると、自国通貨を支えるための米ドル売りの市場介入実施。

 ◎韓国中央銀行

 必要であれば資金供給の準備があると10日に表明。

 ◎ノルウェー中央銀行

 9日に実施した450億クローネ(78億ドル)の融資で銀行システムに十分な流動性を供給したと表明。引き続き金融市場の秩序ある動きを確実にする方針。

[10日 ロイター]

 (07/08/13 13:18)  





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