世界汚染十大都市、中国2都市を占める=米研究機関

2007年09月17日 09時19分
 【大紀元日本9月17日】米研究機関「ブラックスミス・インスティテュート(Blacksmith Institute)」はこのほど、世界でもっとも深刻な汚染都市のトップ10位を発表した。中でも、ロシア、中国、インドがそれぞれ2都市を挙げられ、ペルーおよびザンビアもランクインされた。

 英BBCによると、同研究機関の報告では、世界中に約1200万人が汚染深刻な環境の中で生活しているという。汚染をもたらした「元凶」とは化学、金属および炭鉱採掘などの産業であると指摘した。また、慢性病および早死には深刻な汚染からもたらされた副作用だという。

 一方、中国石炭鉱業の中心である山西省臨汾市と、鉛鉱業の中心である安徽省田営市は世界で最も深刻な汚染都市の10位にランクインされている。また、上位30位には中国の都市が6箇所ランクインされており、上述2都市のほかに、貴州万山市、浙江省花渓市、甘粛省蘭州市および新疆のウルムチ市が入っている。

 世界で最も深刻な汚染都市の10位にランクインされた都市について、それぞれの汚染源は次の通り。

 ・中国山西省臨汾市:汚染源は風塵、一酸化炭素、一酸化窒素、二酸化硫黄、砒素および鉛。数百ヵ所の炭鉱、採掘工場の環境管理はされていないため、地元の住民たちは直に有毒ガスを吸入することで、肺疾病をもたらし、約300万人が影響を受けている。

 ・中国安徽省田営市:汚染源は鉛およびその他重金属。鉛における採掘管制を敷いていないため、地元住民は長期にわたり、法定濃度より10倍高い鉛を吸入していることから、知能遅れ、成長遅れおよび脳部損傷などの問題をもたらした。

 ・ウクライナのチェノビア市:原子力発電工場事故発生後、約550万人が放射線を浴び、影響を受けた。

 ・アゼルバイジャン・サムガイト市:汚染源は40ヶ所を超えるゴム、塩素および殺虫剤の製造工場からで、27万5千人が影響を受けている。

 ・インド・スージンダ市:クロム鉄鉱の埋葬量はインド全国の97%を占めているため、クロム鉄鉱に汚染された水が260万人に影響を与えた。

 ・ロシアのドシンスク市:30万人がサリン、VX毒ガスなど有毒化学物質に脅かされている。

 ・ロシアのノリアスク市:ニッケルなど鉱物の採掘および処理工程からのガスによって、地元住民は呼吸器疾病および肺がんをもたらした。

 ・インド・ワピ市:7万1千人が50社以上の工場からの汚染物に脅かされている。

 ・ザンビアのカブイ市:鉛の採掘および処理工程に発生する汚染が25万5千人に影響を与えている。

 ・ペルーのラオロア市:汚染源は鉛、銅、亜鉛、二酸化硫黄で、3万5千人に影響を与えている。

 
(翻訳/編集・余靜)


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