中国の民衆と法輪功学習者のために、声を出そう=カナダ政府元高官

2007年09月15日 10時09分
 【大紀元日本9月15日】カナダ政府元高官デービット・キルガー氏と国際人権弁護士デービット・マスタ氏、法輪功スポークスマン張而平氏が9月12日、豪州・ブリスベーンで、「今日の中国を認識する」と題するシンポジウムを共同開催した。人権問題に関心ある100人あまりが出席。キルガー氏は、知り合いの法輪功学習者はみな善良かつ優秀な人ばかりであると説明し、各界に対し、中国当局による中国国民および法輪功学習者への迫害をやめるよう呼びかけた。キルガー氏の発言は次の通り。

 1999年から、中国共産党は法輪功学習者への集団迫害を始めた。国内外において、誹謗中傷の宣伝を繰り返し、基本的人権を剥奪するなどの手段を用いてきた。法輪功迫害を正当化するために、中国全土でねつ造された宣伝が溢れている。私は40数カ国の法輪功学習者と接触してきた。彼らは非常に他人思いで、多くは高い教育を受けていた。

 中国国内の法輪功学習者は人々に迫害の真相を明かすため、天安門広場に訪れ、国民に無実を訴えようとするが、逮捕される羽目になる。また、法輪功の修煉を放棄しないため、自宅から強制連行されるなど不当な扱いを受けるが、その際でも、暴力に訴えるなど抵抗はしない。ある日、私はアテネの公園に座っていたとき、地面に一枚のコインが落ちていた。拾おうとする私に、一人の法輪功学習者は、「これはあなたのお金でないため、もらってはならない」と言ってくれた。このような道徳の高い人たちは、中国で迫害と弾圧に遭っている。21世紀のいま、このようなことが進行しているのは、誠に信じがたいことだ。

 中国では、監獄に監禁されている囚人の3分の2は、法輪功学習者である。私は国際人権弁護士のマタス氏と一緒に、中国当局による生きた法輪功学習者への臓器強制摘出を独立調査し、32種類の証拠を収集し、臓器狩りの暴行が確かに進行しているのを立証した。中国当局との関係がこじれるのを恐れるため、一部の国々の政府関係者は、我々の調査報告書の信憑性を否定しているが、私が思うには、冷静な判断ができる良識のある人ならだれでも、報告書の証拠を信用するはずである。

 2000年以来、中国当局は数千人の法輪功学習者を殺害し、国外の移植患者に彼らの臓器を売った。中国が民主国家ならば、このようなことが発生しないはずだ。1949年に設立された共産党独裁政権は、1978年から資本主義と結合し、このような凶悪な政権を作り上げ、中国で毒素を発散し続けている。さらに、中国当局は国民の権利を剥奪し続けている。2008年の北京五輪のために、100万人以上の北京市住民は強制転居を強いられた。北京五輪のボイコット運動を発起・参加する団体と個人は、オリンピックに反対しているのではなく、迫害と暴行の終焉を願っているだけである。

 この場を借りて、私は皆さんに中国当局による法輪功迫害をやめさせるための支援を呼びかけたい。「ナチス・ドイツが共産党員を殺害した際、私は反対の声を出さなかった、私は、共産党員ではないからだ。その後、ナチスがユダヤ人を殺害した際、私も反対の声を出さなかった。何故なら、私はユダヤ人ではないからだ。さらにその後、ナチスがカトリック教徒を殺害したときに、私はカトリック教徒ではないから、依然と沈黙を守った。最後に、ナチスが私に向かってきたとき、誰も私のために立ち上がってくれる人は居なかった」(※)。この言葉を教訓に、私は皆さんに対し、中国国民のために、法輪功学習者のために、声を出すよう懇願したい。

 人権と尊厳に関心あるすべての方々が立ち上がり、中国で発生している悲劇の終焉に力を捧げることを心から願っている。全世界の関心を呼び起こすために、今日この場にいた全員が友人などにいまの中国での人権問題を明かすことを提案したい。

 (※)第二次世界大戦当時、マルチン・モロ牧師の言葉。

 
(翻訳・叶子)


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