悲しみを優しさへ変換

「東北で良かった」失言は一転 応援メッセージへ

大臣の失言を、被災者の応援メッセージに転換。25日に東日本大震災の被害について「東北で良かった」などと発言して辞任した今村雅弘復興相が辞任した。被災者らを悲しませる発言として問題視されたフレーズだが、これを逆手に取り、ソーシャルサイトのツイッターでは、東北の魅力を伝えるツイートが相次いでいる。

その内容は、東北三大祭りなどの伝統行事、気仙沼大島や会津磐梯山の風景写真、アイスや郷土料理などの食べ物などさまざま。フィギュアスケートの鍛錬を東北地方で積んできた、金メダリストである羽生結弦さんや荒川静香さんの功績をあげる人もいた。

東北地方の魅力を伝えるツイートは、個人から始まったが、この動きには相次いで企業も参加。 ぐるなびが運営する「みんなのごはん」は東北料理を紹介。八戸・みなと食堂のヒラメ漬け丼、仙台・旨味太助の牛タン、同じく仙台・あら浜のはらこ飯、山形・村山風の牛肉醤油芋煮のおいしそうな写真を掲載した。 

岩手日報も、♯東北で良かったの広がりを報道し、ゴールデンウイークに向けて観光客の訪問を誘った。タカラトミーは、東北各県の有名なイベントや名物を取り上げた。「岩手ははやぶさ・こまちの連結切り離し見れるし、山形はさくらんぼ狩りできるし、宮城は光のページェントやばいし、福島は磐梯山のドライブ最高なので、生まれが #東北でよかった」

(翻訳編集・甲斐 天海)