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【乾坤に生きる】「文化」を復興させることの意義

文・牧聡士

 【大紀元日本11月12日】中国の歴史はあまりにも激しい。そして、その激流のなかに生きてきた人々は必然的に鍛えられ、したたかな強さをもつようになる。

 そこがまた日本人から見たときに、中国人とはなんと悠長で、非能率的で、ときに自己中心的なのかと、良くも悪くも「中国人」である相手に半ばあきれてしまうのである。

 もちろん、ここで中国人に対してマイナスの評価をする意図はない。日本人も中国人も、それぞれの歴史を懸命に生きてきたということを、お互いに認め合えればそれで良い。ともかく、中国に生まれ、生きてゆくことは、日本人の想像を越えるほど大変なのである。

 私の身近には、法輪功を熱心に学ぶ人々がいる。

 そして私は、その人たちが好きである。

 私見(と限定させていただくが)として言えば、法輪功とは、中華民族が長い歴史のなかで培ってきた文化の精粋を総合し、これを「真・善・忍」の三柱に昇華して創出した大きな宇宙観であるらしい。いや、創出といっては正確ではないかも知れない。もとよりそれは「存在していた」のだろうから。

 いずれにせよ法輪功学習者、特に中国出身の学習者は、それぞれ長い苦悩の末に自ら覚醒し、広大な宇宙観に帰結した。

 そのようにして人間の「根本」に帰った法輪功の人々から見れば、たかだか80年ばかりの歴史しか持たぬ中国共産党などは、黄砂の塵よりも微小であるとともに、その凶悪性からすれば一刻も早く除去すべきガン細胞以外の何物でもないのである。

 中国共産党が極めて恣意的に作り上げ、あらゆる手段で人民に注入してきた畸形的な文化を「党文化」という。それはまるで異なる型の血液を強制輸血したかのように、中国人の体内で暴れ回り、罪もない無数の人々を狂死させた。それは決して遠い過去の歴史ではない。悲しむべきは、そのような党文化の毒は今なお消えていないばかりか、ある意味において、ますます深刻化していることである。ガン細胞の恐ろしさは、ここにある。

 この毒が完全に除去されないかぎり、中国人の病苦は確実に続く。それは同時に、隣国である日本にとっても大きな不幸であることを、私たち日本人は知るべきであろう。

 そのことを念頭に置きながら、苦難のなかでも力強く生きてきた魅力ある人間を描くことによって、中国共産党文化からの「解毒」を目指すのが本連載「乾坤に生きる」の趣旨である。

 読者諸士とともに、この「解毒」作業を進めていけることを切望している。(了)

 (07/11/12 08:12)  





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