中国:世界人権の日 海外メディア取材を妨害

2007年12月14日 09時37分
 【大紀元日本12月14日】世界人権の日にあたる12月10日、北京は初雪を迎えた。北京国家信訪局(陳情者を受付する国家機関)入口には、多くの陳情者が集った。こうした動きを取材しようとする外国メディアが多数あるため、当局は大量の警察を出動させ、周囲に警戒網を張り、記者の取材を阻止しようとした。

 この日の朝、AP通信、香港、イギリス、AFP通信とドイツなどの各国記者が、北京国家信訪局の取材に訪れたが、現場の警察に追い払われた。現場で写真を撮っていた北京市民も尋問され、カメラで撮影した写真をすべて削除させられた。

  現場に現れた河南省から陳情のために上京した民営学校の教師代表ら約100人が、地元から追いかけて来た警察に連行された。地方出る前に連行され、北京にこられなかった教師らもいるという。

 中国民営学校教師問題の専門家・雑誌「民生観察」の責任者・劉飛躍の話によると、河南省には民営学校教師が多く、上京しての陳情も頻繁であり、計画性もある。今日は2回目の大規模な陳情となったが、これだけの人数の教師が一斉に上京して陳情することは容易ではない。昼ごろ、米国や英国などのメディアも河南省の民営学校教師を取材したという。

 北京国家信訪局の官員は民営学校教師代表の陳情を受付したが、問題は依然として解決されていない。劉氏によると、官員は礼儀正しく教師を扱い、「必ず先生達の悩みを下級官員に伝え、解決してもらう」と言ったが、それきり、改善はなく、結局放置されている現状を説明した。

 河南焦作市民営学校教師代表の張啓新さん、張社琴さん、蒋巨成さん、朱秋梅さんなどは警察に呼び出され、拘禁された。また、張啓新さんは裸にされて、拷問された。

 天安門事件によって障害を残った被害者・齊志勇さんもこの日、北京国家信訪局に駆けつけ、教師代表と他の陳情者に挨拶を交わした。
陳情者ら


天安門事件によって障害を残った被害者・齊志勇さんが民営学校教師代表に挨拶


天安門事件で障害を残った被害者・齊志勇さん


警戒する警察官ら


陳情者ら



 (翻訳・侍傑)


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