中国に人権を、東京で人権集会とウオーキング

2007年12月11日 10時40分
 【大紀元日本12月11日】国際人権の日にちなみ、CIPFG(法輪功迫害真相調査連盟)アジア調査団は9日、東京・渋谷で、北京五輪開催を前にして改善の状況がみられない中国の人権侵害に抗議する集会とデモ「中国に人権を!ヒューマン・ライツ トゥ チャイナ!」を行った。中国民主化運動の活動家や日本人支援者、前国会議員らがあいさつし、実際に迫害を体験した法輪功学習者の証言のほか、世界に中国の人権侵害を知らせ、人権状況が改善されずに北京五輪が開催されることに警鐘を鳴らす人権聖火をイメージしたパフォーマンスや歌などが披露された。

 集会では、はじめにCIPFGアジア調査団・安東幹副団長があいさつ。改善の状況がみられない中国の人権侵害について、世界中の人権が脅かされる可能性を指摘した。北京五輪報道センターが先月、「法輪功に関するいかなる文章、活動も中国では禁ずる」と発表したことに対してCIPFGが出した声明を読み上げ、人権聖火リレーの意義を確認し、「血まみれの北京五輪にノーを言い、グローバル人権聖火リレーを成功させよう」と呼びかけた。

 
集会であいさつする安東副団長(大紀元)

次に、アジア調査団日本事務局が、欧州から始まったグローバル人権聖火リレーの経過や法輪功迫害の状況を紹介した。欧米社会では政治家などの各界の要人らが人権聖火を支持し、人権問題を回避する中国当局の姿勢に強い抗議の姿勢を示し、来年の五輪開催に疑問を呈している。
 
 事務局によると、中国大陸では、三千万人近くの中国人が中国共産党(中共)関連組織から脱退を表明することで中共政権に抗議する潮流が強まっているという。また、8年を経過した法輪功迫害は、法輪功修煉者を狙った臓器狩りにまで発展している。

 スピーチでは、集会を共催した中国民主陣線日本支部の王戴さんがあいさつし、法輪功を修煉していた王さんの叔母(養母)が迫害を受けたことを沈痛な面持ちで証言した。「水に溺れている人が自力で助かることはないように、迫害を受けている人々も外からの支援が必要である」と法輪功迫害停止への支援を呼びかけた。

 
中国民主陣線日本支部の王戴さん(大紀元)

神奈川から駆けつけた阿部道子さんは法輪功について調べた結果、法輪功迫害は看過できない人権問題であることがわかり、「迫害の実態を日本中に知らせなければならない」と訴えた。阿部さんはクリスチャンであり、半年前から中国の人権侵害や宗教弾圧などに関心を持ったという。

 
神奈川県から駆けつけた阿部さん(大紀元)

続いて、中津川博郷・前衆議院議員があいさつ。中津川氏はこのほど、国会議員有志が集まり、中国公使に抗議した経緯を紹介し、中国の人権侵害は日本の政治家が積極的にかかわらなければならない課題であると訴えた。

 
前衆議院議員・中津川氏(大紀元)

数十年にわたり中国の民主化活動に尽力してきた魯之璠さんが、中国共産党政権下の中国は殺人の大国であり、アジアの禍根であると訴えた。

 
数十年にわたり中国の民主化活動に携わってきた魯之璠さん

実際に迫害を受けた法輪功修煉者の王久春さんは、清華大学科学技術開発部で勤務していた。迫害が始まったころ、清華大学の教員ら50人以上が連行され強制労働などに従事させられた。王さん自身も1999年7月から2003年8月にわたり、6回も拘留され、家宅捜査や尾行などを繰り返された。真冬に衣服を脱がされ拘留されるなど、拘置所で受けた非人間的な拷問などの実態を切々と語った。さまざまな支援により、2004年に難民として来日し、悪夢のような生活から逃れることができた。王さんは「わたしは、中国の人権侵害の被害者として、人権聖火を支援します」と呼びかけながら、受け入れてくれた日本政府とその関係者に感謝を述べた。

 
北京の清華大学に勤務していたころ、法輪功を修煉していたために迫害された王久春さん(大紀元)

最後に、人権聖火の歌を流しながら、女神の衣装を着た女性が人権聖火の旗を持ちながら中国の人権侵害停止を訴えた。また、今年10月に米国ニューヨークで開かれた全世界華人声楽大会で準決勝にまで進んだ劉茂果さんが人権聖火の歌を熱唱した。美しく、力強い歌声に参加者は中国での法輪功迫害停止に決意を新たにしたかのように聞き入っていた。
人権聖火の歌を熱唱する劉さん(大紀元)


女神に扮した女性たちのパフォーマンス(大紀元)



 ウオーキングは渋谷の宮下公園を中心に、大勢の人々で賑わう休日の渋谷繁華街を一周し、スローガンが書かれた横断幕や迫害の実態を捉えた写真などのプラカードをかかげながら、中国の人権侵害停止を訴えた。
「人権なくして、北京五輪なし」のスローガンを見入る街頭の人々(大紀元)


迫害の写真をかかげて法輪功迫害の深刻さを伝える参加者ら(大紀元)



(記者・月川)
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