米、中国全人代メンバー14人に金融制裁・渡航禁止 香港情勢巡り

2020/12/08
更新: 2020/12/08

[ワシントン 7日 ロイター] – 米政府は7日、中国・全国人民代表大会(全人代、国会に相当)のメンバー14人に金融制裁を発動し、米国への渡航を禁止すると発表した。中国による香港立法会(議会)民主派議員の議員資格剥奪を受けた措置。

制裁により米国内の資産は凍結され、米国人および米企業との取引が禁止される。渡航禁止措置は当局者の家族も対象になる。

香港政府は先月、立法会の野党議員4人の資格剥奪を決めた。全人代常務委員会が、訴訟を経ずに立法会議員の資格剥奪を可能にする決議を採択したことを受けた。

ポンぺオ国務長官は声明で「香港の民主的プロセスに対する中国による容赦ない攻撃は香港立法会を骨抜きにした」と批判した。

トランプ政権は先に、香港の自治侵害などを理由に、香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官を含む11人を制裁対象にしたと発表している。

*内容を追加しました。

Reuters
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