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民主党オバマ氏(左)と共和党ハッカビー氏

民主オバマ、共和ハッカビー氏勝利=米大統領選アイオワ州党員集会

 米大統領選(11月4日投票)の共和、民主両党の指名候補を選出するための予備選が3日、アイオワ州党員集会でスタートしたが、民主党はオバマ上院議員、共和党はハッカビー前アーカンソー州知事がそれぞれ勝利した。

  国内メディアが伝えた。

  両党候補者の支持率調査ではこれまで、民主党はヒラリー・クリントン上院議員、共和党はロムニー前マサチューセッツ州知事らが優位に立っていた。しかし、一時劣勢が伝えられていたオバマ、ハッカビー両候補は巻き返しをはかり、最初の党員集会を制した。

  バプテスト教会の牧師だった経歴を持つハッカビー氏は、選挙資金面では圧倒的に優位に立つ富豪のベンチャー投資家でもあるロムニー氏を寄せ付けなかった。

  オバマ氏は、クリントン上院議員のほか、エドワーズ元上院議員との三つ巴の接戦を制したが、2位はまだ確定していない。

  アイオワ州の党員集会は州内1700カ所以上で行われ、今後各州での予備選が本格化する。

  共和党ではハッカビー氏が予想外の勝利となったが、接戦でこれまでどの候補も自分がトップと宣言できない状態が続いていた同党の候補者選びに大きな変化が起きることになる。

  アイオワ州はキリスト教右派の有権者が多く、ハッカビー氏の勝利につながったとみられている。

  指名候補争いは、8日のニューハンプシャー州予備選が焦点になるが、キリスト教保守派があまりいない同州でハッカビー氏は苦戦を強いられると予想されている。同州での事前調査ではロムニー氏とマケイン上院議員にリードされている。

 民主党では、これまで指名獲得が有力視されていたクリントン氏がニューハンプシャー州予備選で巻き返しを迫られる見通し。

  米大統領選で現職の正副大統領が立候補せず、女性や黒人候補など最もオープンな形での選挙は約50年ぶり。

[デモイン(米アイオワ州) 3日 ロイター]

 (08/01/04 13:24)