THE EPOCH TIMES

「中国人権と2008五輪」フォーラム、国際要人ら100人が参加=台北

2008年02月25日 11時13分
 【大紀元日本2月25日】国際フォーラム「中国人権および2008年国際五輪」は2月21、22日の二日間、金融の中心である台北ハイアットホテルにて盛大に開かれた。法輪功(ファールンゴン)迫害真相調査連盟(CIPFG)アジア分団団長で、台湾立法委員の頼清徳(ライ・チンデ)議員は世界4大陸12カ国から参加した政治要人、国際人権専門家を歓迎すると共に、開幕式典に届いた台湾の陳水扁総統の祝辞が読まれ、行政院新聞局長・謝志偉氏および陸委会副主委も会場まで駆けつけた。一方、欧州議会(EU議会)副議長のエドワード・マックミラン・スコット氏およびダナ・ローラバッカー(Dana Rohrabacher)議員からも国際社会に対して、中国共産党(中共)の劣悪な人権記録に関心を寄せるよう呼びかけた特別ビデオスピーチも会場で放映された。

 世界各国から集合した要人および人権擁護の有識者約100人が今回の国際会議に参加し、1936年のナチスによるベルリン五輪を想起させる今年の血まみれ北京五輪を制止するために国際社会の力をいかに糾合していくか、熱い議論が交わされた。
台湾の陳水扁総統からの祝辞(大紀元・唐賓)



 *中国人権と2008五輪国際フォーラム

 アジア団長の頼清徳立法議員は、英国チャールズ皇太子および国際的著名のスティーブン・スピルバーグ映画監督などをはじめ多くの公人が公に北京五輪をボイコットしていることから、北京政権は国際安全を脅かしているだけではなく、中国人民の人権にも違反しているとした。頼議員は国際社会に対して、血まみれの五輪をボイコットし、中国人民、アジアおよび世界の自由に支援の手を差し伸べるよう呼びかけた。

 
今大会主催者CIPFGアジア分団団長・頼清徳立法委員(左)は参加者に挨拶(大紀元・連震黎)

台湾行政院新聞局・謝志偉局長は、本人が以前、駐ドイツ台湾代表(大使)を務めた際、法輪功(ファールンゴン)および民主活動家らと中国の人権問題について意見を交換したことで、中国共産党から警告を受けたことを明らかにした。謝局長は、国際社会全体は「中国共産党が法輪功を迫害している」ことを知っているし、「法輪功が共産党を攻撃している」ことは聞いたことがないと皮肉った。

 謝局長は、国際社会の個々人が人権を守るために立ち上がるべきだとし、自由民主を実行している台湾と共に、中共政権の力が及ぶ地域をなくすようにするべきだとの見解を示した。

 
台湾行政院新聞局・謝志偉局長は国際社会の個々の人に対して、人権を守るために立ち上がるよう呼びかけた(大紀元・連震黎)

カナダの元政府閣僚のデービッド・キルガー氏(前アジア大洋州大臣)は、中共政権が数千人もの法輪功学習者の臓器を強制的に摘出し売買していることは謀殺であり、人道に反していることに言及した。キルガー氏は、法輪功は平和原則に従う正真正銘の精神修煉であるとし、世界80カ国以上で普く歓迎されているのにもかかわらず、中国大陸では迫害を受けていると指摘した。キルガー氏は、中共は法輪功およびその他宗教団体への迫害はオリンピック憲法に違反しているとし、中共に憲章を守るよう促すべきだと主張した。

 
カナダ政府元閣僚のデービッド・キルガー氏が講演(大紀元・連震黎)

一方、豪州上院議員のアドリュ・バートレット氏は、民主自由国家は中共の深刻な人権侵害に対して、世の人々を呼び起こし関心を示す責任があるとし、人類の基本的人権を蹂躙する如何なる行為も非難すべきだとし、中国経済が強大であるからと言って、中国の人権問題を提起しないわけには行かないと強調した。

 
講演する豪州上院議員のアドリュ・バートレット氏(大紀元・連震黎)

今回の国際フォーラムは、昨年12月に欧州議会(EU議会)のサハロブ人権賞の受賞者、12の人権団体および多数のEU議会ベテラン議員がブリュッセルで共同開催された国際会議「ヒューマンライツ・イン・チャイナ:五輪メダルはいらない」に次ぐもの。2008年五輪と中共の人権蹂躙について再度討論した重要な国際会議で、会議は2日に分かれ、スピーカーはそれぞれの見解や提案をし、討論が行なわれた。

 カナダの著名人権弁護士デービッド・マタス氏は、中共の人権蹂躙は法輪功問題に焦点を当てるべきだと主張した。マタス氏は、中共の法輪功に対する憎しみは、ナチスがユダヤ人に抱いたものに等しいと指摘し、法輪功学習者を対象にした臓器狩りについて、中共が否定しても、また、証拠は少なくても、人々は臓器狩り問題にもっと関心を寄せるべきだと主張した。

 
カナダの人権弁護士デービッド・マタス氏は、基調講演「検証中国、人権における世界的策略」を行なった(大紀元・唐賓)

一方、元豪州国家人権委員会委員でCIPFG大洋州分団団長のスェアリン・オズドスキ氏および豪州NGO団体主席ピーター・ウェストモア氏は共にヒトラーがすべての邪悪な宣伝手段を使い、ユダヤ人を迫害したことを指摘し、北京五輪の前に、中共は法輪功への迫害を止めるべきだとし、各国政府もこの人権問題を重視し、人権聖火に北京五輪を制止させるべきだと主張した。

 ウェストモア氏は、中国の人権問題は法輪功問題に留まらず、普遍的かつ基本的人権にかかわる問題であるとし、北京五輪を協賛する企業やメディアに対して、北京五輪の支持をやめるよう、また、商社に対して、中共からの輸出品は強制労働収容所で作られたものでなく、人権蹂躪による産物でないことを保証させるよう呼びかけた。

 これに対して、フランス国際ラジオ放送局中文部元主任の呉葆璋氏は、われわれが見えたのは中国人ではなく、膨大な数の安価な労働力だとし、中共が法輪功を迫害する真相が明らかになるとし、その時に、中共の本質も分かり、中共の解体の日が到来すると指摘した。
フランス国際ラジオ放送局中文部元主任の呉葆璋氏(大紀元・唐賓)


豪州NGO団体主席ピーター・ウェストモア氏(大紀元・唐賓)


CIPFG大洋州分団団長のスェアリン・オズドスキ氏(大紀元・唐賓)



 チベット青年議会副首席のドンダップ・ドルジー氏は、チベットの人権状況は日増しに深刻になり、法輪功への迫害も継続しているとことから、国際社会のあらゆる機会を活用し、中共の現状を世の人々に知らせ、迫害を制止し再発を防ぐために、北京五輪をボイコットするよう呼びかけた。

 
チベット青年議会副首席のドンダップ・ドルジー氏(大紀元・唐賓)

アジア問題の専門家で法輪功のスポークスマン張而平氏は、40歳になっても中共を信じる人は頭がおかしいとの見解を示した。張氏は、今回の会議を通じて、すべての人に対して、中国の赤い壁の内側の社会では、不公平な待遇および苦難が生活の一部だとし、中国共産党統治下に、人民は塗炭の苦しみをなめる日々を過ごしていると明らかにした。張氏は同じ世界、同じ夢が一日も早く実現できるように希望するとし、もし、国際社会が邪悪を看過したら、平和・裕福および人道が危険に晒されると警告した。

 
講演する法輪功のスポークスマン張而平氏(大紀元・唐賓)

一方、CIPFGアジア分団日本地区副団長の安東幹氏は、中共はこれまでに誠意を持って承諾した人権問題を改善しようとしなかったとし、安東氏は、中共がインターネットを制御すること自体が人権侵害だと指摘した。安東氏は、人権および共産主義は共存すべきでないとし、国際社会が共産政権に五輪開催を承認したことが愚かな決定だと強調した。

 
CIPFGアジア分団日本地区副団長の安東幹氏

その他の国際要人や関係者も発言した。さらに、会場にてこれまでアテネで人権聖火を点火してから、世界各国を回る報道や情報のビデオが流れ、人権聖火リレーを通じて、人種、肌の色、性別、年齢を問わず、だれもが寄せる関心と、人々の心の連帯を示した。

 主催側責任者は、今回のフォーラムは各国有識者らが連絡を取り合える基礎ができたとし、これを出発点として今後の活動をさらに活発にしたいと示した。
中国人権討論会のために台湾を訪問したミス・カナダのナザニン・アフシン-ジェムさん(大紀元・唐賓)


国境なき国際人権団体代表パウロ・バラベシ氏(大紀元・連震黎)



 
(記者/林采薇・劉宇晴・文昌蓉、翻訳・編集/余靜)


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