THE EPOCH TIMES

【神韻芸術】カラーコンサルタント「みごとな色彩調和」

2008年02月21日 17時28分
 【大紀元日本2月21日】神韻芸術団日本公演の最終日にあたる20日の昼の部終了後、カラーコンサルタントの花岡ふみよさんと前田明美さんにお話をうかがうことができた。

 花岡さんは、カラー&イメージコンサルタントの会社「ラピス」の社長であり、カラースクールも経営している。一方、前田さんはカラープランニングやカラーセラピーとして活躍するかたわら、大学でも色彩学の授業を担当している。

 お二人に、専門家の目から見た今日の公演の感想をうかがったところ、花岡さんは、まず色使いに関して、「ほとんどの演目で「反対色」が使われていた。例えば、二人がペアーになって踊るとき、衣装は反対色の組み合わせが使われ、メリハリの利くきれいな色になっていた。そして、背景と衣装は同系色でまとめられ、カラーハーモニー(色彩調和)がすごく中国らしくて、そこにきらびやかさとか華やかさがあった」という。

 宝塚歌劇団や日本舞踊、歌舞伎をよく見ており、それらと中国舞踊を対比させながら、色使い、舞台装置、衣装と演じ方の違いを楽しんだという花岡さんは、色使いについて続けて、「きらびやかさと色使いという点では、日本のとは全然違う。今日の公演では、ものすごく限定された代表色何色しか使っていないが、それはおそらく陰陽五行説に代表される五色から発展された色使いで、まず一番位の高い人のところに、ゴールドに相当する黄色が使われ、そこから派生する反対色として紫を配して、黄色と紫が一番上位の色とされていた。そこからまた反対色として、黄色に対して青が出てきて、紫に対して黄緑が出てくる、という組み合わせが延々と続いてくるのがおもしろいなあ、と思った」という。

 一方、本公演の各種演目の中で多くを占める舞踊に関して、前田さんは、「柔と剛が混在している」として、「しなやかな動きの中にも、内面の筋肉の動きが感じられた。男性だけでなく女性にも、なめらかさの中に力強さというものがあった」という。その上で、日本舞踊との違いについて、「日本舞踊もしなやかで、腰という軸のところはしっかりしており、その辺のところは共通するところがあるのだが、手の動きのしなやかさは日本舞踊にはない、中国独特のものだと思う。また、日本の舞には飛んだりはねたり、回転したりといった要素が全くないが、今日の中国の舞は全く体操のような、クラシックバレエのような、バリとかインドにあるような首や手の動きとかがあった」とひとしきり感心した。そして、「太極拳がそうだが、ゆっくりの中で完全にストップしてしまったように見えるが、それでいてずっと流動している。足を高く上げて一瞬止まってしまうのだが、休憩して止まっているのではなく、次の流れに移ろうとしている。だから、その止まっている間も癒されるというか、和む」と続けた。

 「今日の公演は全てにおいて対比だと思った」という花岡さんも、日本舞踊との違いを、しなやかさと弾く強さの点から捉え、「(中国の舞踊は)しなやかさと、バレエのような張りのある弾く強さ、弓をピーンと張って飛ばすような、そういう強さがあると思って見ていた。日本の舞にはそれはない。日本舞踊には、女舞と男舞というのがあるのだが、静かなままの柔らかさで、弾くようなバネはあまり感じない。ところが、中国の舞はそれを持っている。それが中国の舞の特徴なのかなと、私の目には見えた」という。

 そして最後に、公演全体の構成について花岡さんは、「上手に変化をつけて飽きさせない。耳から聞かせる音楽があり、視覚に訴える舞踊もあり、視覚と聴覚が上手にバランスが取れていたし、柔らかい舞の後に勇壮な太鼓で締めくくる、といった強弱の付け方が上手だなあと思った。実際には2時間半近くあったのに、あっという間に終わった。非常に飽きないで、楽しめた」と絶賛していた。

(記者・瀬戸)

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