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地下鉄メトロ霞が関駅構内に設置されたオウム被害者の祭壇

オウム禍被害者の祭壇、地下鉄駅構内に設置

 【大紀元日本3月21日】東京メトロ地下鉄の霞が関駅構内で20日、1995年に発生したオウム真理教による無差別テロの被害者を追悼しようと、被害者の霊位を追善供養する祭壇が設置され、朝早くから地下鉄メトロ関係者の見守る中、献花や記帳をして弔問に訪れる一般市民の姿が見られた。

 95年 3月20日、朝のラッシュアワー時、霞が関駅構内を通過する北千住発の日比谷線には、当時のオウム幹部であった林康男や杉本繁男らが乗り込み、教団内で自家開発した有毒化学兵器サリンをパック詰めして、地下鉄車両内で傘をもって突き、車両内は阿鼻叫喚の地獄絵図となった。

 この犯行により千代田線の一件では、結局8人が死亡し、2475人が重傷を負った。その他、都内の心臓部を走る千代田線、丸ノ内線でもオウム幹部によって同様の犯行が行われ、総じて3000人強の被害者を出した。

 オウム真理教は、80年代の後半に麻原が経営していた「オウム神仙の会」が母体で、超能力を特集していた雑誌「ムー」が麻原の空中浮遊のパフォーマンスを報じたことから、精神世界に興味を持つ若年層を中心にブームに火が着いた。

 その後、教団はそれ自体の最高神であり破壊神でもあるシバ神への信仰から世紀末思想へと傾注して次第にカルト色を強め、科学技術を有する信者を幹部に起用して教団内で自家製の化学兵器・サリンを開発し、一般市民を対象にした無差別テロを実行した。

 現在、当時教団トップであった麻原彰晃(本名、松本智津夫被告:58)の死刑は最高裁によって確定しているものの、サリン事件の被害者遺族やその被害者らに十分な補償があるとはいいにくく、またオウム教団自体も「アーレフ」「ケロヨンクラブ」などと名称を変えて活動しているなど、現在でもまだまだその「オウム禍」は、日本社会に暗い影を落としている。

 
(記者=青嵐)


 (08/03/21 21:37)  





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