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2008年3月16日、中国当局の武装軍隊がチベット区都ラサへ派遣された(AFP)

中国当局、チベット地区を軍事制御

 【大紀元日本3月21日】チベット自治区の首都ラサ市で多くの抗議デモが3月10日に発生したと同時に、チベット亡命政府が拠点としているインド北部のダラムサラにおいても、平和的な抗議活動が行われた。

 14日、ラサで大規模な抗議活動に対して、中国当局は大量の解放軍を派遣し武力鎮圧を行った。これまでの情報によると、死者はすでに100人に達しているという。チベット精神的最高指導者のダライ・ラマ14世も国際社会に対して、調査に介入するよう呼びかけた。

 ロンドンに本拠を持つ「チベットを救出する団体」のスポークスマンのホウィティカイス氏は、中国当局は西部地区において、軍隊を大幅に増員し、チベット地区にパラシュート隊まで派遣したことが明らかになった。

 抗議活動が始まってから、中共当局はすでに1万人の軍人・警察を派遣し、軍隊が道路を遮り検査しており、個々の民家の中にまで立ち入りし検査を行った。抗議する人は直ちに逮捕される有様。

 情報によると、成都軍区はすでに1級ないし戒厳状態に入り、チベットへさらに兵隊の派遣を行っているという。評論家らは、ラサ市に現れた武器装備から判断し、中国当局は人民を鎮圧するためにすでに精鋭部隊を派遣していると分析した。

 チベット人権民主運動情報センターによると、16日に四川省ガパ県の格爾登寺の数千人の僧侶を読経の時間帯に寺に閉じ込めるために、当局は大量の武装警察を派遣し催涙弾を発砲したという。

 また、香港のケーブルテレビがラサから発した情報によると、16日午前、6台の戦車を先頭に、200以上の軍用車両や1万人以上の軍人・警察がラサ市内の八角街、大昭寺、布達拉宮一帯において、検問所を設け、チベット人抗議者を見つけるために、民家に立ち入り検査を行ったという。

 情報によると、八角街付近のチベット住民は自宅から出ることが禁止されており、郊外のチベット人も軍隊が主要道路に検問所を設けているため、市内に入ることはできないという。封鎖された地区内の住民は外出が禁止され、市内の電話や通信も遮断されているため、地元でなにが起きているのか分からないという。
2008年3月16日、中共軍がラサ市に進駐し、巡回している装甲車(AFP)
2008年3月16日、ラサ市を巡回する中共の武装軍隊(AFP)
2008年3月17日、ラサ市で車両通行を止める武装兵士(AFP)
2008年3月17日、ラサ市の町で待機している大量の武装軍用車両(AFP)
2008年3月17日、青海銅仁鎮の入り口、中共当局がヒマラヤ山脈地区を封鎖するところ(AFP)
2008年3月16日、布達拉宮裏に待機している軍隊(AFP)
3月14日、中共当局の軍隊が甘粛省三春県(チベット人権及び民主センター)
3月17日、ラサ市の町で待機している兵士(AFP)
2008年3月16日、四川省阿壩県で、今回の抗議活動のリーダが殺害され、遺体の傍に集まった人々(インドのチベット僧侶がダラムサラのキルティ寺より発信)


 
(翻訳/編集・余靜)


 (08/03/21 05:25)  





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