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子どもの教育か、一家離散か=中国に逃れた脱北女性の苦悩

 【大紀元日本4月15日】脱北して中国に逃れた女性たちは、一家離散を覚悟しなければ、子どもたちに学校教育を受けさせられないというジレンマに直面しているという。NGOヒューマン・ライツ・ウオッチによると、「中国当局による絶え間ない逮捕と強制送還により、中国人男性と結婚した脱北女性たちは、恐ろしい選択が待ち受けている」という。ロイター通信が伝えた。

 中国では、子どもに公教育を受けさせるためには、戸籍を作らなければならない。しかし、中国人男性と北朝鮮の女性が子どもたちを戸籍に入れると、逮捕や強制送還などの危険に女性をさらすことになる。こうした家庭では、家族が一緒にいるためには、子どもを学校に行かせることができない。

 各人権団体の推測によると、貧困から中国に脱北し、中国人と結婚する北朝鮮の女性は数十万人にのぼるという。女性たちの多くは、人身売買され、国境周辺の中国人農民と強制結婚させられた。

 2007年11月から2008年1月まで、ヒュマン・ライツ・ウオッチは、こうした中国国境周辺に住む、国籍の違った結婚を経た人々から事情を聞いた。1990年代、脱北した女性の多くは、飢餓状態のため北朝鮮を離れ、中国人男性と結婚し、その間に生まれた子どもたちは学校に通学する年齢となったという。

 「7歳になる息子がいます。犯罪を犯したことはありませんが、息子が学校に行けないのは本当に心配です」と、42歳になる北朝鮮出身の女性はヒューマン・ライツ・ウオッチに語ったという。

 中国側は、極貧状態の北朝鮮からの難民が殺到するのを恐れており、北朝鮮からの越境者を難民ではなく経済的な移民として見ており、見つけ次第強制送還している。

 ヒューマン・ライツ・ウオッチのアジア副部長のエレーン・ピアソン氏は「教育を受けていない子どもを多く抱えても、中国は何も得るものはない」と話す。

 各人権団体の調べによると、脱北者が強制送還されると、強制収容所に入れられ、拷問が頻繁に行われ、残酷な状況から多くは死亡する可能性が高いという。

 米国務省は先月、北朝鮮が脱北しようとした者たちに対する罰則を強化し、収容生活が数ヶ月だったのが、数年に延長されたと報告している。

 
(翻訳/編集・藤川)

 (08/04/15 05:52)  





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