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13日、北京五輪せい火はタンザニアに到着。ある民衆は中国にニセ劣悪品のタンザニアへの輸出停止を訴えるスローガンを手にして抗議に参加している。

北京五輪せい火リレー距離短縮=タンザニア

 【大紀元日本4月15日】北京五輪せい火リレーは欧州と米国で大規模な抗議デモに遭った後、13日にタンザニアの首都ダルエスサラームに到着。抗争には遭わなかったものの、タンザニア当局はリレールートを縮め、25kmから5kmに変更した。滝のような雨の中80名の走者は2時間でアフリカでのせい火リレーを終えた。今日14日、専用機により中東国家であるオマーンの首都マスカットに到着し、第9ヶ所目の国外リレーを行った。

 英国インディペンデント紙によれば、今夏登場する五輪恐怖は「武装五輪」であり、なぜなら中国は94000人を超す安全人員に五輪安全維持活動を計画しており、制服或いは私服警官の人数は試合に参加する選手よりもはるかに多い。世界で計10500人の選手が五輪に参加するが、警察と選手の比率はなんと9:1だという。

 *ノーベル平和賞受賞者の辞退

 タンザニアのシエニ副大統領は13日トーチに点火し、「タンザニアはアフリカ53ヶ国のうち唯一の五輪せい火リレーを行う国だ。これに対し興奮を覚える」と話した。リレー中、タンザニア警察は厳しい警戒態勢をとり、ヘリコプターでの監視を行った。

 しかし、もともとアフリカでのせい火リレー参加を回答していたノーベル平和賞受賞者のケニア人ワンガリ・マータイさんは、タンザニアでのリレー活動を辞退した。彼女は中国共産党のチベット、ミャンマーおよびスーダンのダルフール地区での衝突中に演じた役割りや人権を踏みにじる行為に注目したと話している。

 マータイさんはケニア人権運動を続けており、2004年ノーベル平和賞を受賞した。リレーランナー辞退を宣言した後、取材を受けた際、チベット人権問題に同情し、中国政府が「抗議者の声を聞き取る」ことが出来ることを望むと話したとのこと。

 せい火リレーは、アルゼンチンのリレーでも第一走者として参加予定であったサッカー元アルゼンチン代表のマラドーナ選手が参加せずに終了している。この他、米国ブッシュ大統領は国会において北京五輪開幕式不参加を迫られている。法新社によれば、パン・ギムン国連事務総長の補佐が、日程の面での問題によるパン氏の五輪開幕式不参加を伝えている。
首都ダルエスサラームで13日に行われた五輪せい火リレー。中国武装警官が警備に当たっている。


 *豪日は中国武装警官によるせい火リレー警備を謝絶

 国際社会の反応をかんがみて、豪州当局は豪州警察は豪州におけるリレーの安全を保証できるとして中国側からの青服護衛は無用との考えを伝えた。日本もまた中国から派遣される安全警備によるリレー保護を受け入れることは出来ないと示している。

 これと同時に在日チベット人、ダライ・ラマおよびチベット人支持の人権団体約300人が夕方、東京渋谷区においてキャンドル行進を行った。彼らは人々にチベットの人権を呼びかけ、チベット問題の平和的解決を希望した。その中の一人は、せい火リレーが長野に到着した時、彼らもまたリレールートに横断幕を広げ、中国共産党によるチベット人権弾圧に対し抗議を行うと話していた。

 *国際オリンピック委員会:選手の五輪抗議計画について討論

 仏選手の五輪期間中の計画である人権象徴と自由の記章を付けることによる中共のチベット弾圧に対する抗議について、国際オリンピック委員会ジャック・ロゲ氏は13日に、今週委員会委員とこれに対する行動を取るべきか協議する予定であると伝えた。

 この他、一部の国の中共のチベット弾圧に対する抗議による北京五輪開幕式ボイコット準備を指し、ある人は開幕式典ボイコットの可能性はあると話しているが、これについては各国が北京に人員を派遣するかを見る必要があると話している。

 現在すでに、独メルケル首相、英ブラウン首相、カナダのハーバー首相など各国トップリーダー、日本国明仁天皇および多くの政治要人が北京五輪開幕式欠席を表明している。

(翻訳・坂本)


 (08/04/15 10:51)  





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