印刷版   

中国武装警察、チベット僧侶400人を拘束=ラサ市

 【大紀元日本4月22日】中国政府はチベット人への弾圧がエスカレートしたため、チベット情勢は一層緊迫な状況になっている。チベット亡命政府緊急協調チーム関係者は、4月18日午前2時ごろに、中国政府の武装警察は再びラサ市セラ寺に突入し、400人の僧侶を拘束し、ラサ市郊外のドゥイロンデチン県のレンガ工場に監禁していることが明らかになった。ラジオ自由アジアが伝えた。

 チベット緊急協調チームのゲサンさんは18日深夜2時ごろ、セラ寺の僧侶約400人が40台以上の中共軍用車に強制連行され、ドゥイロンデチン県のレンガ工場に監禁されたことをこのほど明らかにした。中国共産党(中共)の軍隊は先週の月曜日から金曜日にかけて、甘粛南部、青海、四川地区の僧侶を大規模な逮捕を行った。情報筋によると、1週間で少なくとも700人の僧侶が強制連行され、僧侶たちは恐怖の中で生活しているという。

 一方、セラ寺に約700人がいた僧侶は今では老僧と子供約100人しか残っていない。記者はラサ市の公安局に僧侶たちの逮捕について確認したが、公安からは「知らない」との返事だった。

 実際、10日ほど前から、中共はチベットのすべての寺院に対して、中共の国旗を掲げるように要求し、法制宣伝チームを各寺院へ派遣し、「愛国主義」教育を施し、僧侶たちにダライ・ラマと境界線をつけ、対立するように求めた。これに対して、僧侶たちが抵抗し、一部の僧侶は中共からの圧力に耐えられずに寺院を離れた。

 ゲサンさんは「最初に拘束されたデブン寺の僧侶たちはセトウ区の洞窟に監禁された」と語った。その前に、「暴徒」と称され拘束された約800人の僧侶はラサ市のある倉庫に監禁されている報道もあった。

 一方、北京五輪のトーチは5月にチベット入りすることで、中共は対外的チベットに入るための「通行許可証」の発行はすでに全面的に中止し(チベットでの勤務者を除く)、チベットへの立ち入りを禁止した。当局は旅行会社に対して、外国人旅行者および中国国内旅行者の受け入れは禁止した。地元の寺院もすべて閉鎖された。旅行社によると、ラサ市では外国人の影は1人もいないという。

 アナリストらは、ラサ市の現在の情勢からみると、北京五輪トーチはチベットを通過した後に、中共当局は各寺院に対する圧力は暫らく続くとみている。アナリストらは、甘粛省南州および四川省阿壩州等地区の武装警察は北京五輪終了後の9月に撤退する予定でいることから、ラサ市に駐在している武装警察もそれより早く撤退することはないとし、これから先の3ヶ月間、チベット情勢の緊迫が続き、僧侶への大規模な逮捕の可能性は排除しないと分析している。

 
(翻訳/編集・余靜)


 (08/04/22 09:07)  





■関連文章
  • 「売国奴」呼ばわりされた中国人女子学生、事件の真相と決意を語る(08/04/21)
  • チベット支持の中国人留学生、同胞から恐喝・罵倒の嵐に遭う(08/04/21)
  • 独五輪柔道金メダリスト、北京五輪開幕式不参加(08/04/21)
  • 北京五輪建設の影に泣く北京市民=強制立ち退きの実態、死者年間200人超え(08/04/20)
  • チベット亡命政府:中国青海省で百人以上が逮捕される(08/04/20)
  • 中国青海省で再びデモ、抗議者らを殴りつける武装警察(08/04/20)
  • インド五輪せい火リレー、コース距離大幅に縮める(08/04/19)
  • 在日中国大使館、五輪リレーの声援者を緊急動員か(08/04/19)
  • 外国人留学生、北京五輪期間中、中国にいてはいけない?(08/04/18)
  • 目に余る暴力的な行為、「せいか警備隊」の逮捕を示唆=豪州当局(08/04/18)
  • 中国秘密警察のリレー警備参加は誤り=ロンドン市長(08/04/17)
  • チベット人ロブサン氏:私は中国人女性障害者ランナーの襲撃者ではない(08/04/17)
  • 北京五輪せい火、アジア地区リレー開始=パキスタン、ルート公表せず(08/04/17)
  • 中国大使、チベット弾圧非難の発言で途中退場=アイルランド(08/04/16)
  • 「慈悲の心」は、脳のトレーニング次第=米研究(08/04/15)