【大紀元日本4月5日】四川省康区甘孜州甘孜県東谷区で4月3日、民衆の抗議事件が発生し、軍隊警察の武力鎮圧により、チベット人8人が銃殺され、複数の民衆が負傷したという。ノルウェイの「チベットの声」が4月4日に伝えた。官製メディアの新華社は、警察が発砲したことを明らかにしたが、漢族幹部が重傷を負ったため、警告の発砲はやむを得なかったと伝えた。
「チベットの声」によると、甘孜東谷区出身の住民の話では、当日は大量の軍隊警察および政府関係者らが東谷区東谷寺に入り、強行捜査を行った。僧侶のそれぞれの部屋は4-5人の警察に厳しく捜査され、携帯も押収された上、ダライ・ラマや寺院の高僧の肖像を床に投げ捨てた。当時、僧侶のツーチェンゾンさん(74)とチベット人のチェンピンさん(26)はそれを止めようとしたことから、拘束された。
当時、当局政府関係者らは僧侶全員に対して、ダライ・ラマを貶すように仕向けたが、僧侶のイシニマさんが反対する声を出してから、他の僧侶も反対することに同調した。3日午後6時半ごろ、すべての僧侶は寺院の外に出て、東谷付近で拘束者を解放するように抗議パレードを行った。地元の住民もパレードに参加し、数百人のチベット人は「ダライ・ラマ万歳」「ダライ・ラマをチベットに戻せ」「われわれは自由が欲しい」などと叫んだ。
同日午後8時から同9時の間に、軍隊警察は抗議する民衆に向かって発砲し、8人が死亡したことが確認された。死亡したのは、僧侶・サンダンさん(27)、村民・ププデラさん(30)、村民・ツーレンピンツオさんの息子、村民・ツオグさんの娘、ジューロンツオさんとダンルオさんの女性2人および身元確認中の2人。複数の負傷者が出ており、行方不明者が10人。その内、チベット人 トゥーデングルさんが重傷を負った。寺院は現在厳重な警備態勢で軍隊に包囲されている。
一方、ガパ・チベット族羌族自治州のグーダ寺僧侶のルオサンジンバさん(32)は3月27日に首吊り自殺したという。遺言書では、中国共産党(中共)がグーダ寺に対して挙げた3つの罪はすべてがルオサンジンバさん1人の責任であると書かれていたという。3つの罪とは、「煽動騒乱」「死体を保管」および「対外への情報漏洩」。
情報筋によると、同自治州の老僧(72)が中共の嫌がらせに耐え切れなくて自殺したという。情報によると、僧侶は死亡する前に数日間にわたり、中共に拘束された。釈放されてから手持ちにある全てのお金および衣服を弟に渡してから自殺したという。
一方、ラサからの情報によると、4月2日、チベット自治区では県・処級以上の幹部会議が開かれ、チベット自治区の張慶リ・党委書記は、「チベット独立」主張者の逮捕を強化することを発表し、「速やかに拘束し、速やかに審判し、速やかに処刑する」と主張し、さらに、「一部のチベット人を殺す」と強調した。張氏は、5月1日ごろには平静を取り戻し、海外および国内の旅行者にチベットを開放するとした。
少し前に、チベットラサ市の王向明委副書記は、先月地元で発生した抗議活動に参加し、逮捕または自首したチベット人はすでに千人以上に上ったと発表した。官製メディア「チベット商報」によると、関連尋問は5月1日までに開かれるという。当局は8月8日の北京五輪の開催前に、チベット事件を終結させようとみられる。
(翻訳/編集・余靜)
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