印刷版   

デング熱流行、5万人以上が感染=ブラジル

 【大紀元日本4月10日】ブラジル政府は3日、この4ヶ月にわたりブラジル南東部で発生していたデング熱がすでに5万5000例を超えたと発表した。今年に入ってから、リオデジャネイロ州だけで67人が死亡、その半数近くが13歳以下の子供だという。ロイターが報道した。

 ブラジル衛生省は、死亡した患者について、デング熱の重症型であるデング出血熱(dengue hemorrhagic fever)であるかどうかを確認を急いでいる。アメリカ疾病予防管理センター(CDC)によると、デング出血熱は「早く診断して正しく処置しなければ、致命的な病気」だという。

 地元紙によると、現在、郊外の感染者が大量に市立病院へ押し寄せたためにベッドが足りず、患者は通常8~28時間待たされるという。ある患者の父親は、「病院を転々としながら、そばにいる息子が段々と死んでいくのを見ているしかなかった」と語った。

 CDCは、適切な治療を施せば、デング出血熱の死亡率を1%にまで抑えることができるとしている。同センターによると、毎年全世界で平均1000万人がデング熱に感染しており、現在デング熱あるいはデング出血熱の予防ワクチンはないという。デング熱ウィルスを持つ蚊は水中で産卵するため、空缶、廃棄された空きビン、植木の受け皿などの溜まった水が蚊の発生源になる。同センターは、「予防」が重要であると指摘し、「長袖シャツとルーズなズボンを着用し、必ず防虫スプレーをかけること」を呼びかけている。

 デング熱の症状は、高熱、激しい頭痛、背中の痛み、関節痛、眼痛、吐き気及び発疹などがある。

 
(翻訳/編集・田中)


 (08/04/10 00:44)