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胡錦濤・国家主席:チベット問題は人権問題ではない、国家の内政である

 【大紀元日本4月15日】胡錦濤・中国国家主席は4月12日、チベット問題は「祖国の分裂問題」であり、民族、宗教、人権とは無関係と話した。同主席は海南省の三亜市で、「博鰲アジアフォーラム」に出席する豪州のケビン・ラッド首相と会談する際に、上記の発言をした。

 新華社の報道によれば、同主席が、チベット問題は完全に中国の内政であると強調した。「我々とダライ・ラマ集団の対立は、民族問題でもなければ、宗教問題でも、人権問題でもない。祖国の統一と分裂に巡る問題である」と同主席が発言し、チベットなどの地区での「暴動」は人権を著しく侵害し、社会秩序を厳重に騒乱、人民の生命・財産・安全に危害を加える暴力犯罪である、と強調した。

 また、胡錦濤・国家主席は、「ダライ・ラマが祖国分裂の活動を停止し、暴動を煽ぐ行為を止め、北京五輪への破壊を中止すれば、我々は随時に彼と会話する用意がある」と述べた。

 豪州のラジオ報道局がケビン・ラッド首相の会談後の発言を引用、首相が胡錦濤・国家主席にチベット問題に関するいくつかの重要問題の観点を伝えたが、同主席が見解を変えなかった、などと報じた。

 一方、中国当局から、チベットでの抗議事件を煽いでいると非難され続けているダライ・ラマ氏は、再三に関与を否定し、北京五輪ボイコット反対の意向を繰り返し強調している。

 会議に出席するため米シアトルに到着したダライ・ラマは4月11日、米国の放送局NBCの取材を受ける際に、上記の立場を再度述べ、自分が中国当局に伝えたいメッセージは、「我々はあなた達に反対しているではない、分裂を図っているのでもない」と語った。

 BBC中国語ネットは、「一方、中国当局によるダライ・ラマと、チベット独立支援者への言論攻撃は止むことなく続けている。12日の当局の機関紙『人民日報』は論評を掲載、パリでの北京五輪のトーチリレーの際に、抗議者がトーチを奪おうとすることを厳しく非難した」と報じた。

 「人民日報」の関連文章は、「ランナーを務める中国系若い女性は体の不自由の身体障害者である。彼女が持っているトーチを奪おうと攻撃してきた暴徒は、チベット独立運動のメンバー」「人権を主張するために、武器を持ってない身体障害者を野蛮にも攻撃する。このような『自由』と『人権』とどれほど覇権で恐怖的なのだ」「パリでのこの一幕は、多くの人々に、チベット独立運動のメンバーらの素顔を暴き、ダライ・ラマ集団が主張するいわゆる『自由』と『人権』が素顔を現した」などと批判した。


                     
(翻訳・編集/叶子)

 (08/04/15 06:47)  





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