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玉林市下崗の労働者はこの付近の古いビルに住み、黄色いリボンを掛けている。上の写真には「同じ世界、同じ人権」と書かれている(大紀元)

中国広西チワン族自治区民衆、人権聖火リレー歓迎

 【大紀元日本4月28日】海外の多くの団体組織が発起した中国大陸においての「グローバル人権聖火リレー」は3月末に中国全土に知らされた後、すでに北京、上海、山東省済南、河北省石家庄、湖南省長沙、湖北省、江西省、河北省、黒竜江省、遼寧省、江蘇省、内モンゴル自治区、重慶及び広東省等に速やかに伝達されている。そして26日、広西チワン族自治区玉林もまた「人権聖火リレー」の声援に加わった。

 玉林市民の李さんは「私は多くの人権侵害の例を見ている。それらの事は以前、私から遠く離れた所で起きた、まるで物語のような出来事だったが、ここ数年の事件は私の身の回りで起きており、侵害を受ける人々は濡れ衣を晴らす場はないのだと感じさせられた。私自身の性格は率直で、人が害を受けているのは見たくないし助けたい。しかし今、私は無力であることが分かった。この前の強制立ち退きのように農民はひどい弾圧を受けており、辛い気持になった」と語っている。

 李さんは、「さらに農民は声に出すことも出来ず、話そうと思っても話せないことは苦しく、彼らの受ける圧力は非常に辛いものだ。だから私は人権聖火リレーによって、より多くの人々が気付くことを望んでいる。この事を多くの人に重視させ、このリレーを通じて一定の宣伝作用を起こして皆を目覚めさせる。団結して、少なくとも、たくさんの人々が圧力を受けていることを皆に意識させるのだ」と話す。

 先日、人権聖火協調センターは広州及び周辺都市でリレーされた人権聖火の写真を大量に入手した。これらの地区の住民は自分の土地を守るための流血衝突を何度も起こしており、現地政府が派遣した千人以上の武装警官により制圧されている。

 コロンビア大学政治博士であり、中国大陸グローバル人権聖火リレー運動を展開する一人、王軍涛氏は、人権聖火リレーが中国大陸に入った後、最も重要な点は人々による自発的なリレーである。なぜなら人権聖火は民衆の関心を持っている自己の権益というポイントを掴んでいるために中国人民の共感を得ており、すでにその勢いを阻止することはできないからだと話している。

 王教授は「中国共産党が採った経済改革のみを行い、政治改革を行わない策は、どこにも訴えることが出来ない民衆を大量に作り出した。データによれば、2005年、中国で発生した群衆による事件は8万7千件。県クラス以上の警察・検察・裁判所と行政部門が受取った投書・陳情は延べ人数2千万人以上から来たものである」と伝えた。

 2007年5月、広西玉林市博白県は女性に対し卵管結さつ手術(不妊手術)を強制的に行ったうえ、家族計画に違反した家に押入り、女性の自宅から罰金としてその家の財産を押収したことで、民衆からの不満を引起こしている。現地5万人の民衆は中国当局による暴力的産児制限に反抗し、7鎮政府を取囲み攻撃した。怒った民衆は鎮政府院の塀を倒し、鎮政府大院の多くの自動車やオートバイを燃やした。オフィスのパソコン、給水器、テレビ、ビデオ等は破壊され、鎮政府の看板も民衆により外され踏みつけられた。

 現地政府は世界中の世論や関心を無視し、多くの公安や武装警官らを出動させ鎮圧。衝突を発生させた街や鎮において粛清を行い、このため多くの村民が逃亡を迫られ、ある者は山に身を隠し、ある者は公安に連行されて行った。村民たちは資金を出し合い、代表者が北京に陳情しに行ったが、政府はこれを全力で阻止したという。

 人権聖火の中国におけるリレーのスローガンは「同じ世界、同じ人権」、その意思表示は黄色いリボン。完全を考慮し、中国大陸でのトーチはビラ、多くのメディアによる伝播或いは黄色いリボンをつけるなどの特殊な形式に変えられ、全面的なリレー活動を展開している。

 
(記者・記者・古清児/李玲采、翻訳・坂本)


 (08/04/28 08:06)  





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