印刷版   

北京五輪せい火、アジア地区リレー開始=パキスタン、ルート公表せず

 【大紀元日本4月17日】北京五輪せい火リレーがアジア地区でのリレーを開始した。せい火リレーは、欧州や北米での大規模抗議に遭ったため、インドとパキスタンではコース変更や規模を縮小するという方法を採った。

 北京五輪せい火は16日、リレーアジア地区の第一地点であるパキスタンの首都イスラマバードに到着した。パキスタンでの北京五輪せい火リレーはもともとパキスタン国会前の目抜き通りで行う予定であったが、付近の体育館内でのリレーにとどまり公道では行われなかった。パキスタン側に話ではせい火リレーに反対する抗議者はいないと見てはいるが、当局が安全面を考慮し、リレーコースの変更をしたとのことだ。

 パキスタン・オリンピック委員会スポークスマンは「現在危険はない。しかし、はっきりとした全面的な安全を考慮し、我々は危険な橋を渡ることは出来ない」と話している。

 中国メディアが北京五輪せい火リレーは五輪有史以来のもっとも距離が長く、通過する国が最も多いリレーと宣伝しているにもかかわらず、このリレーは世界各地の抗議者を磁石のように引寄せている。多くの国際組織とチベット人権活動家がこの機会を利用し、中国政府の人権を踏みにじる政策、特に先月中国が行ったチベット人弾圧に対し抗議を示している。同国とインドの決定は、アジアと豪州でのリレー前に出されたものだ。

 *インドが中国の青服「警備隊」を拒絶

 インド紙が先週末伝えたところによると、インド政府は、すでにインドに亡命したチベット人による北京五輪せい火リレーに対する抗議活動を禁止することは出来ないと中国に伝えたという。また、インドはせい火の安全を完全に守る能力があると北京に伝え、中国側が提出した中国側安全人員がリレーの安全警戒線に参与するという要求はインド側に拒絶されている。

 メディアによれば、中国側の青色ジャージー姿の警備人員は武術訓練を受けた中国人グループであると伝えられている。ロンドンとパリで抗議者が彼らにより暴力を受けている様子は周知の事実。インド以外にも豪州と日本もせい火を保護する任務は請負える、とはっきりと示し、訓練を受けた青服の警備隊は不要との回答をしている。

 パキスタンに比べ、インドはチベット精神指導者ダライ・ラマの居住地であることと、チベット亡命政府の所在地であることにより、当地でのチベット人亡命者による大規模な抗議デモが予想された。先月チベットのラサ市やその他の地区で弾圧事件が発生して以来、インドではすでに数十回におよぶ抗議デモが行われている。

 
(翻訳・坂本)


 (08/04/17 08:23)  





■関連文章
  • 北京五輪せい火リレー距離短縮=タンザニア(08/04/15)
  • 豪州:五輪せい火ルートから中国大使館前を外す(08/04/15)
  • 米議会「人権と五輪」シンポジウム、「民主訴求は五輪政治化ではない」(08/04/14)
  • 北京五輪リレー:マラドーナのドタキャン、飛び交う憶測(08/04/14)
  • ハリウッドスター、北京五輪への抗議の風潮(08/04/13)
  • 中国公安部、北京五輪前に徹底的な取締まりを指示(08/04/13)
  • 【オピニオン】金メダル級の「ウソ」(08/04/11)
  • 米世論調査:7割が北京五輪は間違い(08/04/11)
  • 米サンフランシスコ:自由と平和を求める抗議から逃げ回る「せい火リレー」(08/04/10)
  • 北京五輪せい火リレー、中止も検討=IOC(08/04/08)
  • 長野リレーを「平穏に実施」=ランナーらに要望(08/04/08)
  • 仏国会議員40人、中共五輪せい火リレー抗議に参加(08/04/08)
  • パリ:せい火は消されバスの中へ(08/04/07)
  • 北京五輪せい火リレー:ロンドン通過、抗議多発(08/04/06)
  • パリ市長:五輪せい火を人権保護スローガンで迎える(08/04/06)