印刷版   

開かれた集会(撮影ギムグックファン)

人権なくして五輪なし=ソウル市内で北系NGOらが集会

 【大紀元日本4月27日】 26日夕方、ソウル・ソンバックオリンピック公園平和の門の前でオリンピック・トーチリレー阻止のための市民大会前夜祭行事が開かれた。

 「キリスト教の社会的責任」を主軸として、「北朝鮮救援運動」「北朝鮮脱出人権団体総連合会」などの北朝鮮人権団体の会員60人余と市民100人余がこれに参加した。

 主催のキリスト教社会責任のキム・キュホ牧師は、中共政府によるチベットの武力鎭圧と脱北者の強制北送を強く譴責した。

 「キリスト教の社会的責任」の共同代表であるソ・ギョンソク牧師は、「中国と良い関係を維持するより、重要なことは同胞たちが血なまぐさい人権侵害から脱する事だ。

 中国政府は脱北者の強制北送を中断しなければならない」と主張した。

 集会であらかじめ行われた舞曲による公演は、北朝鮮脱出の文化芸術である歌と中共の北送を描いたパフォーマンスだ。

 集会では、「北朝鮮自由連帯」の外国人会員たちも目立った。

 韓国語を勉強する米国人のダンさん(33)は、たどたどしい韓国語で、「 脱北難民が危険にさらされている。中国政府は、脱北者に気を配らないといけない。北朝鮮に行けば脱北者たちはすべて死ぬ」と言いながら、中共の脱北者北送に反対した。口を固く結び、静かにイベントを見守る脱北者たちも多かった。

 脱北者のキム・ヨンチョルさん(65)は、 2004年に一家5人と共に北朝鮮を脱出した。脱北者の強制北送パフォーマンスを見守ったキムさんは 「私たちも北朝鮮脱出する時、中国で一月とどまった。その一月間に多くの脱北者たちが北朝鮮に連行されていくのを目撃した。大部分は金のため朝鮮族が警察に届けたのだ。そのように北朝鮮に行った者は10人に9人が死亡する」と言いながら淡々と記憶を回想した。

 「北朝鮮には電気も、食糧もない。トウモロコシでやっと凌いでも、それさえもなければ飢えてあの世行きだ。私は韓国へ来ることができて幸いだ」と、韓国で送る今この時が本当に幸せだと言う。

 前夜祭では、チベットの武力鎭圧による犠牲者と強制北送の脱北者たちを追悼してキャンドルが灯された。

 オリンピック・トーチは、 27日午後 2時オリンピック公園を出発、夕方7時頃ソウル市役所に到着する。

 
(記者:イ・ミギョン)


 (08/04/27 22:05)  





■関連文章
  • 中国当局、暴走するナショナリズムに歯止め(08/04/27)
  • 信州の静寂を切り裂く、二つのシュプレヒコール(08/04/26)
  • 五輪トーチリレー:韓国走者、不参加表明(08/04/26)
  • 国境なき記者団事務局長、北京五輪開会式ボイコット訴える(08/04/26)
  • チベット留学生会、長野で記者会見(08/04/25)
  • 【文化論エッセイ】感謝の心(08/04/25)
  • 中国武装警察、チベット僧侶400人を拘束=ラサ市(08/04/22)
  • 独五輪柔道金メダリスト、北京五輪開幕式不参加(08/04/21)
  • 北京五輪建設の影に泣く北京市民=強制立ち退きの実態、死者年間200人超え(08/04/20)
  • インド五輪せい火リレー、コース距離大幅に縮める(08/04/19)
  • 在日中国大使館、五輪リレーの声援者を緊急動員か(08/04/19)
  • 外国人留学生、北京五輪期間中、中国にいてはいけない?(08/04/18)
  • 目に余る暴力的な行為、「せいか警備隊」の逮捕を示唆=豪州当局(08/04/18)
  • 中国秘密警察のリレー警備参加は誤り=ロンドン市長(08/04/17)
  • チベット人ロブサン氏:私は中国人女性障害者ランナーの襲撃者ではない(08/04/17)