印刷版   

中国・青島:大学で肺結核感染続出、情報開示求める学生

 【大紀元日本5月8日】北京五輪競技開催地の一つである中国山東省青島市の大学でこのほど、深刻な肺結核感染の症例が続出している。青島科学技術大学のキャンパスだけで30人以上が肺結核に感染し、青島大学、青島理工大学でも同様な感染発生が伝えられている。

 *感染拡大、当局情報封鎖

 青島科学技術大学に勤務している医師(匿名希望)は、今年3月末から4月初旬にかけて、肺結核に感染した症例があったと認め、発病した十数人の学生は病院へ運ばれ、隔離され治療を受けたという。学生たちの病状は好転し、現在は安定しているという。しかし、青島市衛生局宣伝部の孟部長は、詳細は不明だが、症例は単発のものかもしれないとし、本当に肺結核感染が発生すれば、衛生部は緊急対策を講じるとの見解を示した。

 海外メディアによると、今回の肺結核は青島科学技術大学の4つのキャンパスにある3号館学生寮から発生し、ここの30数人の学生が相次いで肺結核に罹り、病院へ運ばれた。しかし、学校側は学生たちに対して一切の説明と有効な予防対策を講じなかったという。

 *学生自らネットで呼びかけた

 情報筋によると、青島科学技術大学のほかに、青島大学、青島理工大学などのキャンパスでも同様に感染症例が発生し、患者は病院で治療を受けているという。青島科学技術大学の学生は大学側のインターネット討論ブログで、「学校に宛てた書簡」を発表し、学校側に対して、情報封鎖は問題解決にならないとし、情報公開するよう呼びかけた。

 *実情を知らないと責任逃れの大学側

 一方、前出の医師は、感染が発生してから、大学側は学生全員に対してワクチンの予防注射を呼びかけ、患者が出た学生寮への消毒作業は毎日行われていることを明らかにした。しかし、青島市衛生局の多くの関係者は5月5日の取材に対して、「実情は知らない」とした。

 
(翻訳/編集・余靜)


 (08/05/08 07:38)  





■関連文章
  • 中国:四大軍区の総力挙げ、五輪安全確保の任務(08/05/05)
  • 中国当局、カルフール不買運動にブレーキか(08/05/05)
  • チョモランマ大雪、五輪トーチ登頂リレー難航(08/05/05)
  • 「世界報道自由の日」、中国の報道制御を非難=香港(08/05/05)
  • 五輪トーチリレー数百人の「赤シャツ」、平和デモ女子学生を包囲=香港(08/05/04)
  • 中国:五月連休中大学を閉鎖 「過激な愛国行動」を防ぐため (08/05/04)
  • 中国:仏製品不買運動エスカレート(08/05/03)
  • 米ユダヤ団体、全世界の同胞に北京五輪ボイコット呼びかけ(08/05/02)
  • 在韓中国人留学生会、指揮した会長は中国公安部出身=ソウル五輪トーチリレー(08/05/02)
  • 暴走する愛国心、専制政府と重なる中国人留学生らの暴力行為(08/05/02)
  • チベット武力弾圧:エベレスト一帯に武装警察3千人派遣(08/04/30)
  • 豪州政府:五輪トーチリレー中、過激化中国人留学生を起訴(08/04/30)
  • 中国山東省:重大鉄道衝突事故、原因は五輪宣伝列車の脱線(08/04/30)
  • 北京五輪に向け、直訴者の大規模逮捕開始=北京(08/04/29)
  • 五輪トーチ・リレーソウル:中国人留学生による暴行で数人負傷(08/04/28)