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4日、サイクロン「ナーギース」がミャンマーに上陸。数万戸の家屋が破壊され、ヤンゴンでは多くの電線や電話線が切断された。写真はヤンゴン海岸に停泊していた漁船(KHIN MAUNG WIN/APF/Getty images)

ビルマ:サイクロン上陸で10万人近く被災

 【大紀元日本5月6日】ミャンマー国営メディアによると、サイクロン「ナーギース」がミャンマーを襲い、数万戸の家屋が破壊され、少なくとも351人が死亡、十万人近くが帰る家を失ったという。

 暴風は一昨日の晩から昨日にかけミャンマー西南部を襲った。樹木は根こそぎ引き抜かれ、電話線と水道管も破損。破壊された家屋のレンガが道路をふさいでいる。多くの住民は朝、目覚めた後この光景を目にして驚いたという。

 ミャンマー国営放送(MRTV)は4日晩、サイクロンが一昨日晩、西南部のエーヤワディー管区に上陸。現地海岸外のハイジ島(Haigyi island)で109人が被災した。また、同管区では1人死亡している。

 政府報道部職員は、ヤンゴンでは19人が死亡、エーヤワディー管区では222人が被災したと伝えており、当局もヤンゴン管区、エーヤワディー管区、バゴー管区、モン州、カレン州の5つの地区を被災区として発表している。

 MRTVはハイジ島では約2万棟の家屋が破壊され、9万2000余りの住民が帰る家を失い、エーヤワディー管区のある街では75%の住宅が損壊したため、当局が援助活動を展開していると伝えた。

 このサイクロンは一昨日晩イラワディ河口から上陸し、その後220km先の経済都市ヤンゴンに向かい、強風のため、多くの電線と電話線が切断された。

 エーヤワディー管区の沿岸地域は最も深刻な被害を受け、ヤンゴンの被害も小さくはなかったようである。現在、この災害による10日に行われる予定の新憲法に対する国民投票への影響ははっきりしていない。ミャンマー軍事政権は、今回の投票は2010年の民主選挙のための布石であるとしている。

 写真はサイクロンの後の各地区の様子(KHIN MAUNG WIN/APF/Getty images)。
2万棟の家屋が破壊され、9万2000余りの住民が帰る家を失った
ミャンマー西南部を襲った暴風雨は、樹木を根こそぎ引き抜き、電話線と水道管も切断。破壊された家屋のレンガが道路をふさいでいる。多くの住民は朝、目覚めた後この光景を目にして驚いたという


 
(翻訳・坂本)


 (08/05/06 07:24)  





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