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【漢詩コーナー】七歩詩(魏・曹植)

 【大紀元日本6月1日】

七歩詩 魏・曹植

煮豆燃豆萁
Zhǔ dòu rán dòuqí
豆在釜中泣
Dòu zài fǔ zhōng qì
本是同根生
Běn shì tóng gēn shēng
相煎何太急
Xiāng jiān hé tài jí

(訓読)

豆を煮るに豆萁(とうき)を燃やす
豆は釜中(ふちゅう)に在(あ)りて泣く
本(もと)是れ 同根に生ず
相(あい)煎(に)ること 何ぞ太(はなは)だ急なる

(日本語訳)

豆を煮るのに豆がらを燃やすので、
豆が釜の中で泣いている。
元は同じ根から生まれたのに、
どうしてそんなにも急いて、豆がらで豆を煮るのか。


【ひとこと】

 魏の曹操の第四子であった曹植(192年~232年)は、父にかわいがられ、太子の候補となっていたことから、兄の曹丕(そうひ)からいたく憎まれた。
 ある日、曹丕が曹植に、「七歩進むうちに詩を一首作れ、できなければ死刑にする」と命じた。そこで作ったのがこの詩であり、それを聞いた曹丕は自らの行いを恥じて涙したという。
 この詩は、曹植が詩作に優れていたことの証しであることも然ることながら、しばしば骨肉相争うことの喩えとして引用される。

(智)

 (08/06/01 00:00)  





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