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奪われた耕地、虐げられる農民

 【大紀元日本5月10日】中国広西省武鳴県城廂鎮霊源村第三組の農民らは、県政府の土地徴収に異議があるため、2004年8月から県政府の土地徴収に抵抗し続けてきた。県政府は「三園一川」という建設プロジェクトのために2370ムー(1ムーは15分の1ヘクタール)の農地を徴収することに決めた。国務院の規定では1050ムー以上の農地を徴収する場合、国務院の許可が必要となる。しかし、県政府はその許可書を持っておらず、農民らは県政府の農地徴収決定に不服として、三年間にわたって抵抗し続けてきた。

 武鳴県政府は土地開発会社・広西泓河不動産開発会社の利益のために、2008年1月10日にブルドーザーやショベルカーなど十台の重機とともに警察、警備隊員及び政府職員など200人を出動して村に突入し、農地を潰して249ムーの農地を強制徴収した。村人はこれに抵抗したため、警察や警備隊員と衝突し、けが人もでた。

 春が来て、農耕が始まる季節になると、潰された農地を眺めて、農民らは涙をこぼす。運命は天に任せるしかないのか。そうでなければ、庶民の生活の行く末に関心を持っている政府機関は中国のどこにあるのか。


 こうした暴力的とも言える強制土地収用に対して、ネットの掲示板では、次のような声が上がっている。

 ・農民は共産党の中堅だったが、今は虐げられる存在、まるで使い捨て。

 ・この国は終わりだなぁ

 ・耕地がなくなり、子孫はどうする?「調和社会」で、ふざけるな

 ・アメリカの兵士よ、助けてくれ

 ・中国人よ、立ち上がろう、民主のために団結しよう

 ・報いが来るぞ

 ・政府は庶民を敵にしている、この政府の壊滅は時間の問題だ

 ・我慢するしかないだろう 合法の強盗だから

 ・警察のことは人民警察と呼ばれているが、人民はなぜ人民警察に向かってひざまずくのか、こいつらは政府の犬にすぎない

 
(翻訳・侍傑)


 (08/05/10 07:13)  





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