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自由の金ペン賞:中国人ジャーナリスト・李長青氏が受賞

 【大紀元日本6月4日】世界新聞協会(WAN、本部パリ)は2008年度の「自由の金ペン賞(Golden Pen of Freedom Award)」を中国のジャーナリスト李長青氏に授与した。6月2日、スウェーデンで開かれた第61回世界新聞大会で授賞式が行われたが、中国当局が李氏の出国を認めないため、李氏の大学時代の
「自由の金ペン賞(Golden Pen of Freedom Award)」が授与された李長青氏
友人である中国人作家が代理で受賞した。

 「自由のための金ペン賞」は表現・報道の自由を守るために闘うジャーナリストらを対象にしている。

 李氏は中国紙「福州日報」の取材部元副主任だった。在任中の2004年海外のインターネットサイトで、福州市でのデング熱の大規模感染を明らかにしたため、同年12月に逮捕され、その後、3年間の懲役刑が科せられた。今年2月に釈放されたばかり。

 BBC中文ネットの報道によると、今回の受賞にあたり、中国当局が同氏のパスポートの発給を却下したため、出国できなかった。授賞式に代理参加しようとしたその妻は、北京空港で足止めされ、パスポートも押収されたという。

 昨年の受賞者は、監禁されている「中国商報」の元記者・師濤氏である。2年連続で同じ国のジャーナリストに授与したのは初めて。

 中国国内では、現在30人以上のジャーナリストと50人を超えるネット作家が投獄されているもよう。授賞式に参列した世界編集者フォーラムのジョージ・ブロック会長は、中国で監禁されているジャーナリストの人数は世界トップと指摘、当局に対し「報道の自由」の確保と監禁中のジャーナリストの釈放を求め、その姿勢を強く非難した。

 世界新聞協会は、報道の自由を堅持・促進、世界各地の新聞出版物の発展を支援、組織間協力を促すことを目的に、1948年に設立された非営利の非政府組織。日本新聞協会を含め約100カ国の新聞発行団体が加盟している。

 
(翻訳・編集/叶子)


 (08/06/04 08:48)  





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